ひまわり

保育室では今、ひまわりが見頃となりました。

今年のひまわりは、ただのひまわりではないんです。

去年、保育室できれいに咲いたひまわりから採れた

タネを子どもたちと蒔いて、花となったのです。

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長雨の影響でなかなか大きくならなかった7月。

絵本「ひまわり」を子どもたちと読む中で、

おひさまのちからが必要なのはもちろんのこと、

曇りの日や風の日、雨の日だってひまわりには

必要だと教えてくれます。

それは、子どもたちにも通じるものがあります。

子どもの成長には、食べ物からの栄養はもちろんのこと

お母さん・お父さんからの愛情も不可欠ですよね。

兄弟や祖父母・親戚のおじさんからだって

多大なる影響を受けることでしょう。

そして、愛情をもって接するが故の叱る場面も

健やかな成長には避けては通れません。

いっぱい甘えることも大切ですが、おおきくなるっていうことは

我慢することや、自分より小さい子に譲ることも覚えていきます。

家庭では甘えてお母さんにやってもらうことも、

保育室ではちょっぴり背伸びして「自分でやってみよう」「初チャレンジしたい」と

いう場面がたくさんあるはずです。それをいかに見逃さず、

背中を押してあげられるかが大切だと私たちは考えています。

ひまわりの生長から、そんな想いと重ねてしまいます。

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梅雨が明け、連日暑い日差しがひまわりにも降り注ぎ、

初めは小さな花だったのが、日に日に大きな大輪になってきました。

 

それを喜んでいるのは私たちだけではなく、鳥たちもおなじようです。

連日のようにひまわりの花に飛んできては、一緒になって花を愛でているかと

思いきや、よく見ると、花(種のところ)を食べに来ているではありませんか!!

これは大変!!一大事!!!ひまわりをまだまだ楽しみたい私たちからすると

大事なひまわりを食べられるだなんて本当に困ってしまいました。

鳥が嫌うキラキラテープをひまわりの近くに貼って見たり、

古いひまわりのタネをお皿に入れて、花の周りに置いてみたり・・・。

とり

初めこそ興味を示さなかった鳥たちも、日を追うごとにお皿のタネを

ついばむようになってきたので、今度は遊戯室の窓からひまわりの花と共に

鳥を眺めるのが保育室みんなの日課となっています。

本

【絵本の紹介「ひまわり」和歌山静子作 福音館書店】

森下