ひまわりの種をどうぞ

保育室のひまわりが、見上げるほど大きくなり

綺麗な力強い花を咲かせ、子どもたちを楽しませてくれました。

夏も終わりに近づき、元気だったひまわりの頭がどんどん下がっていき

花が全て枯れてしまうと、今度は来年に向けて種とりをします。

今年は、天候不良や、鳥に食べられるといったトラブルがありましたが

思っていた以上にたくさんの種をとることが出来ました。

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ひまわりの花が咲くのも楽しみでしたが、種をとるのも楽しみにしていた私たち。

なぜかというと、昨年のようにこの種を持って、会社の皆さんにおすそ分けに行こうと思っていたんです。

お母さんたちの働く会社に行けるというのは、子どもたちにとって

とっても嬉しいことなんです。

企業内保育室の特権です。

”お母さんの会社に、ひまわりの種を届けにいこう!”と話すと

”やったー!”と喜ぶ子どもたち。

まだお話が出来ない子も、にっこり嬉しそうな笑顔を見せてくれます。

みなさんに喜んでもらえるように・・・張り切って準備をします。

まずは大きな模造紙に、手作りスタンプで模様を付けます。

スタンプに絵の具を付けて、ペタペタ・・・。

子どもの手が加わるだけで、とっても素敵な紙に変身します。

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そして、この紙で小さな袋を作り、その中にひまわりの種を入れます。

大きいお友達もお手伝いしてくれ、あっという間に出来上がり。

”かわいい!”と思わず声が出るくらい、ステキです。

みんな喜んでくれるかな?

看板を持って、ひまわりの種を持って、さあ!出発です。

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まずは、入り口でご挨拶。

その後は、オフィスルームを通ってレストラン前へ。

頭にひまわりのハチマキを巻き、かわいく変身して皆さんをお出迎えします。

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”こんにちは~!ひまわりやさんで~す!”の声かけに

みなさん足を止め、子どもたちのところへ来てくれます。

”これ、なあに?” ”可愛いね” という優しい言葉と笑顔に、緊張がほぐれます。

”ひまわりの種です!”と言って渡す事が出来たSくん。

恥ずかしがり屋のMちゃんも、張り切って渡す事が出来ました。

保護者の方も、仕事の休憩時間に急いで来てくれました。

そして、貴重な休憩時間に足を止めてくれた、従業員の方々。

みなさんのおかげで、子どもたちにとって貴重な体験をすることが出来ました。

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空っぽになったカゴを持って帰る子どもたちの顔は、とっても満足そう。

帰りは、窓越しにお母さんたちのお仕事を見て、保育室に帰りました。

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ちょっぴり緊張の一日でしたが、いつもと違う楽しさがあったと思います。

 

来年の夏、みなさんのお家の庭に、保育室のひまわりがたくさん咲きますように。

大城