心の成長

大寒を迎え、厳しい寒さを感じる日もありますが、元気の木の子どもたちは寒さに負けず、園庭でも室内でも元気いっぱいに過ごしています。

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新年が明けてから、3週間が経ち、最近、子どもたちがぐっと成長したと感じる場面を目にすることが増えました。

身体的に、背が伸びたとか、ジャンプができるようになったなどの目に見える成長はもちろん、泣いている友だちに、さっとティッシュを持って来て、涙を拭いてあげたり、友だちと一緒に遊ぶ中で、折り合いをつけながら譲り合ったり。

元気の木保育室では、異年齢の子どもたちが一緒に過ごしているのですが、自分より小さな友だちを思いやり、優しく接する姿に、目に見えない心の成長を感じます。

「一緒に入っていいよ!」

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「靴が脱げたの?ぼくが履かせてあげるよ!」

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「ボールで一緒にあそぼうね!コロコロ~」

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「かわいいなぁ~よしよし♡」

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また、自分より大きな友だちの姿を見て、憧れて、あんな風になりたいと目標にして頑張る姿も。

お兄さん、お姉さんたちの真似をして、朝のご用意も自分たちで頑張っています。

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「お姉ちゃんみたいに、ぼくもこま回しできるようになりたい!」

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様々な年齢の子どもたちが一緒に遊ぶ中で、学ぶことも多くあります。

「はっけよーいのこった!」1歳児から5歳児みんなでお相撲です。力加減もこうした遊びの中から学びます。

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3歳児を先頭に、2歳児、1歳児がお客さんで電車ごっこ。先頭の3歳児は後ろを気にしながら進みます。「出発進行~!」

電車

 

このように、子どもたちの内面の成長を感じることは、私たちにとっても、とても嬉しいことです。

何かができるようになったという事実だけではなく、そこに至るまでの心の動き、葛藤。その中で得られたことは、本人にとって大きな自信につながります。

「樹木は根をはった分、枝を広げることができる。人も根を養ってこそ、世の中で活躍することができる」という言葉があります。

元気の木の園庭にあるたくさんの木のように、子どもたちが大きくなったときに、枝を広げ、葉を茂らせ、たくさんの実が実るように、目には見えない根っこの部分の成長を大事に支えていきたいと思います。

井口