田んぼへ散歩に行くたびに ”美味しくなってね”
と声を掛けてきたお米。
田んぼのじいじに大事に育てられ、わにわにこちゃんに見守られ、
大きく成長することが出来ました。
黄金色の頭を重そうに垂らし美味しいお米が出来たことを知らせています。
”今度の金曜日に、稲刈りするからね” と、じいじに教えてもらい、
みんなで稲刈りを見に行きました。
田んぼについてみると、もう稲刈りは始まっていて、
半分ぐらいの稲が綺麗に刈り取られていました。
9月後半とはいえ、まだまだ日中は夏を思わせる暑さです。
そんな中、一生懸命働く姿に、頭が下がります。
”じいじ、がんばってね~”と、子ども達の口からも自然と声が出ます。
そしてじいじたちを応援するかのように、わにわにこちゃんも遠くから見守っていました。
次の日、また田んぼへ散歩に行くと刈り取った稲が、はぜに掛けられていました。
こうしてお日様に当て、乾燥させることでお米のうまみが強くなるそうです。
このひと手間がますます、じいじのお米を美味しくさせているんでしょうね。
はぜにかかった稲の風景がこの地区らしい秋の姿となっています。
そしてそこにも、やっぱりわにわにこちゃんの姿が。
乾燥中のお米が食べられないようにと、鋭い目で見はっていました。
じいじのお米が収穫できるのもあと少し。
もうしばらく、わにわにこちゃんの仕事は続きそうです。
大城