保育室の外に出ると、心地よい風に乗って赤とんぼが飛び交っています。
いつの間にか日が落ちるのも早くなり、秋の訪れを感じる今日この頃・・・
玄関先に並んだ子どもたち一人一人のバケツ稲が順調に生長し、
緑色から黄金色に変化した稲穂が重たそうに頭を垂れてきました。
この時期毎年恒例のかかし作りですが、まずはどんなかかしにしようかと
テーマを決めるところから始めます。
以前のブログでもご紹介しましたが、去る6月4日に風車の丘保育室は
創立20周年を迎えることができました。
これまで関わっていただいた会社の方、保護者の方、地域の方…
全ての方に感謝の気持ちでいっぱいになると共に
この大切な節目を機に初心を忘れない・・・そんな思いから
静岡ファクトリーが創業当時に『神戸ポテト工場』と呼ばれていた頃の
マスコットキャラクターである‘‘ポテトくん‘‘のかかしにしょうとみんなで決めました。
そして8月の終わり・・・いよいよ製作開始!!
できあがりをイメージした図案をもとに、スタッフがそれぞれ
アイデアを出し合い試行錯誤しながら少しずつ作り上げていきます。
私たち大人が製作していると、子どもたちも自然と集まってきて
「やりたい!やりたい!」と張り切ってお手伝いしてくれました。
そうしてできあがったかかしがこちらです。
ここで・・・
できあがったかかし(ポテトくん)について少し説明させてください。
まず、オリンピックイヤーにちなんで頭には五輪マークのハチマキを巻き
胸には金メダルをかけています。
右手には磐田市出身の水谷隼選手と伊藤美誠選手が
金メダルを取ったことから卓球のラケットを、
左手には磐田市名産で保育室でも今年初めて育てている海老芋を、
それぞれ持っています。
子どもたちと私たちスタッフ・・・みんなの思いが込められている
この愛らしいポテトくんが、これからは夜も寝ずに
雨の日も風の強い日も立ち続けてお米を守ってくれます。
そんなポテトくんを毎日みんなで「ありがとう」「がんばって」と声をかけ
応援したいと思います。
鈴木(明)