室内遊び

年度末に入り、子どもたちの遊びも少しずつ変わってきました。

一人で遊んでいた子どもが友だちと一緒に同じ遊びを楽しめるようになったり、

自分たちで工夫して新しい遊びを考えてみたり・・・。

普段、子どもたちが楽しんでいる遊びを少しご紹介したいと思います。

 

個々でお皿に並べて遊んでいた子どもたちが、ままごとコーナーでは「コーヒーをどうぞ」と

保育士に持ってきてくれたり、たくさんご馳走を並べてパーティーが始まったり、

赤ちゃんの人形に食べさせてあげたり・・・。

時には、お弁当を作ってカバンに入れ「行ってきまーす!」とお出かけごっこが始まります。

休みの日に経験している事を、ごっこ遊びに取り入れて遊ぶ姿も見られるようになりました。

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年上の友だちがお人形の家で遊ぶ姿を「楽しそうだな」と思って見ていた年下の子どもたちも

「こんにちは」「どうぞ」と会話も少し楽しみながら遊んでいます。

小さなベットや机などもまだバラバラではありますが並べています。

 

指先を使った小さな玩具(紐通し・リモーザ・プラスプラスなど)にも挑戦して、

出来上がると「見て~」「こんなのが出来たよ!すごいでしょ!」と嬉しそうに

保育士一人ひとりに見せに来てくれます。

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電車で遊ぶのも大好きです。

「僕ははやぶさ」「ドクターイエローがいい」とそれぞれ好きな電車を繋げて走らせています。

「間もなく電車がまいりますご注意ください」と本物のようなアナウンスも聞こえてきます。

欲しい電車がない時には「貸して」「いいよ」「あとでね」と自分たちでやり取りも出来るようになりました。

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初めは線路の上を走らせることが難しかった子どもも、今では線路の上を走らせていて、

丸い線路だけでは物足りなくなった子どもはトンネルを自分で作って走らせたり、

繋ぐ線路が複雑になっていたりします。

 

 

磁石でくっつく玩具を使って、部屋の中でくっつくところを発見し「見て、くっつくよ!」と

一人の子どもが教えてくれると「ほんとだ」「私もしたい」とみんなでたくさんくっつけて

遊んでいました。さらに「他にもくっつくかな?」と探し、電車とくっつくことを発見すると、

電車と一緒にくっつけて長くしてみたり・・・。

他の玩具と組み合わせる面白さが分かり、子どもたちの遊びがまた広がり始めました。

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段ボールや牛乳パックも玩具に変身します。

牛乳パックは積み木のように積んだり、並べて上を歩いたりしています。

車の駐車場を造って「ピーピーバックします」と運転手さんになったつもりで走らせています。

上を歩く時は並んで順番も守れるようになり、歩いて並べていた牛乳パックがずれると

「ちょっと待ってね」と直してくれる姿も。

段ボールは乗り物やお家になっています。「入れて」「どうぞ」「あとでね」と言葉のやり取りも微笑ましいです。

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入園してすぐの頃は、好きな玩具を見つけて一人遊びが中心だった子どもも、

1つの遊びを友だちと一緒に遊べるようになってきたり、年下の友だちが遊びたい様子で側にいると、

一緒に遊んだり「○○する?」と優しく声を掛けてくれたりする時もあります。

 

長く繋げた磁石の玩具を電車に見立てて遊んでいると、一人の子どもが足でトンネルを作り、

その下を潜らせて遊び始めました。

その面白い遊びを見て他の友だちにも広がり、皆で楽しむ姿も見られました。

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年下の友だちを思いやる気持ちや、年上の友だちに憧れを持って色んなことにチャレンジする姿、

子どもたちの成長を日々近くで見守ることが出来てうれしく思っています。

これからも子どもたちの成長や発見を見逃すこと無く見守っていきたいです。

 

 

稲谷