私たちの風車の丘保育室。
その名前にもなっている風車は、
保育室が出来る前から三基立っています。
部屋の中からも風車が見えますし、事あるごとに子どもたちと風車まで
散歩に出掛けており、私たちにはとても身近な存在です。
春は桜の花々と相まって誇らしく見えます。
夏には真っ青な空と風車の白さが映えています。
秋は夕暮れの美しさと競っているよう。
冬には17時から点灯する風車のイルミネーションの光にワクワクしました。
そんな身近な風車が、取り壊しになると聞いてびっくり仰天!!
今まで以上に子どもたちと窓から風車をめでるようになり、
散歩と称しては足繁く出かけるようになりました。
そして、11月11日から風車の解体作業が行われ・・・
一基ずつ、予定通りに滞りなく取り壊されていきました。
保育室が2001年に開所してから、四季折々に
楽しませてもらっていた風車がいとも簡単に
解体されていく様子はまさに圧巻でした。
寂しさをゆっくり感じる事さえないほどに・・・
最後の風車が取り壊されてしまう日に、いてもたってもいられず、
工事の方たちにお願いをし、安全な場所にて
地面に横たわる風車を触らせていただくことができました。
子どもたちは、風車はもちろん働く車にも興味津々。
特に男の子は夢中です。
工事車両はもちろん、働くおじさんにも思わず声を掛けていました。
「がんばってね~!」 「クレーン車~ 気をつけてね~」
地面に置かれた風車の部品を見ては、「長いね~」「でっかい穴だな~」と
支柱の穴に顔を入れてみたり、大きな翼を見て触って実感していました。
今まで子どもたちのみならず、私たち大人までをも魅了してきた
三基の風車はここで一旦幕を下ろすこととなりました。
いっぱい楽しませてくれてありがとうね!風車!!
森下