緑がいっぱい

新緑が眩しい季節になりました。

日中は汗ばむほどの陽気で、初夏の気配を感じたある日の様子をご紹介します。

「お散歩でいろんな緑色を探してこよう。」と話をして外に出ました。

歩き始めてすぐ、歩道に植えられた柿の木の若葉を見つけたKくんが

「あっぴかぴかみどりだ!」と、大きな声で教えてくれました。

太陽の光を浴びて輝く様子は、

まさに『ぴかぴかみどり』という表現がピッタリです。

みんなで足を止め、間近で見たり触ったり・・・。

遠くに見える山々に目を移すと…さまざまな緑色が混在し重なり合う様子に

思わず「きれいだね~。」と言いながら、しばらく見とれてしまいました。

そんな私たちの横で、遠くの山を指さしながら

「あそこはこいみどりだね。」「あっちはきみどり」

「きいろみたいなみどりもあるよ。」など・・・

いろんな緑色の見つけっこを楽しむ子どもたち。

その後、合代島の坂を上りさらに進みます。

高台まで来ると「ブーンブーン」という音がしました。

「あれ?何の音だろう?」と、子どもたちも私たちも自然に走り出し近づくと

おじさんが機械でお茶刈りをしている真っ最中でした。

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自然に恵まれた環境とは言え、今ではお茶畑も少なくなってしまい

なかなか見られない光景です。やわらかい緑色が広がるお茶畑だけでなく、

お茶刈りの様子まで見ることができてとても幸運でした。

帰り道にもお楽しみが・・・。野いちごの見つけっこです。

葉っぱの陰に隠れた野いちごを探すのは、

視線の低い子どもたちの方が上手なんです。

「あった!そこにあるよ!」と指をさし教えてくれるSくん、

自分で草むらを掻き分け次から次へと見つけては食べるAくん

など…それぞれの姿が見られました。

野いちご

緑の景色に癒やされ、風に揺れる木々の音や鳥の声に耳を澄ませ、

木や草の匂いを感じ・・・

五感をいっぱい刺激しながら、存分に散歩を楽しみました。

鈴木(明)