9月も半ばとなり、あんなに暑かった日々の中にも
朝夕は秋の気配を感じるようになりました。
風車の丘保育室で「秋」の活動の一つにかかし作りがあります。
かかしと言えば、保育室近くの田んぼのじいじにお願いをして
毎年立たせていただいていますが、今年は保育室初の試みで、
バケツで稲を育てることになり6月から稲の生長を
子どもたちと一緒に玄関先で見守ってきました。
6月初めはか弱い稲でしたが、子どもたちの「大きくなぁれ おいしくなぁれ」の
声かけと水やりのおかげで日を追うごとにぐんぐんと大きくなっていく稲。
バケツには子どもたちの似顔絵が貼ってあり、自分のバケツに興味津々です。
保護者の方も朝夕の登園の時にお子さんと共にバケツ稲を
見守ってくださっていて「生長が楽しみですね」
「勢いが出てきましたね~」と日々大きくなっていく様子を
一緒に楽しむことができました。
例年ですと田んぼまでお散歩で出かけては稲の様子を
見させてもらっていましたが、今年は猛暑に加え
コロナ禍の影響で当たり前だった活動もままならず・・・。
それ故に、玄関先でバケツ稲の生長を見守れることは
今となってはとても有意義な取り組みとなりました。
8月の終わり頃、稲に実がつき始め、子どもたちと喜び合いました。
そこで、今年のかかしのイメージをみんなで考えることにしました。
色々な案が出る中、お米も守ってほしいし、コロナバイキンも封じ込めてほしいとの
願いを込めて、伝説の妖怪「アマビエ」をかかしにすることにしました。
子どもたちとスタッフが一緒になり、一からアマビエのかかしを作ります。
まずは胴体作りから始めます。
胴体に入れる新聞紙を丸めるお手伝いは、子どもたちにはお手のもの。
スタッフと共に楽しみながら新聞を丸めるお手伝いをしてくれました。
次の日には、目やくちばしもつき、日を追うごとにアマビエらしくなっていきました。
数日かかってようやくイラストに負けないくらいの
可愛らしいアマビエちゃんのかかしが完成しました。
そして、お米のもとへ・・・。 任務は2つ。お米を守ることと
新型コロナウイルスもやっつけてもらうこと。
保育室での活動がこれで滞りなく行える日を待ちわびたいと思います。
アマビエちゃんのおかげで、お米の粒が日を追うごとにふくらんできています。
収穫の日が今から待ち遠しくってたまりません。
がんばってね! アマビエちゃん!!
森下