♪グリーンマントのピーマンマン… バイキンやーっつけろ、オー♪
マントを付けてこの歌を口ずさめば、いつでもどこでも『ピーマンマン』に変身できる子どもたち。
かけっこ、ジャンプ、トンネルくぐり…元気いっぱい身体を動かして遊んだ後は
きれいに畳んで、箱にしまってお片付け、緑のマントは大事なマント。
ピーマンマンごっこは毎日のお楽しみ。そんなある日のこと
「さぁ、今日もピーマンマンに変身しよう♪」箱が置いてあるいつもの場所を見てみると…
あれ!?マントを入れた箱が見当たりません。
「昨日、窓のところに誰かいたよ」「バイキンマンが持っていっちゃったのかな?」「ドアの鍵閉めてあったのにね」
箱の代わりにあったのは
【おいらはばいきんさまだ おまえらのまんとはもらったぜ。ずいぶんゆだんしたな。とれるもんならとってみな あばよ】
と書かれた手紙。
さっと表情が変わり、今にも泣きだしそうな子どもたち。急いでマントの箱を探しに行くことにしました。
ママの会社がよく見える駐車場「あっ!あれマントの箱じゃない?」とHちゃん。
大急ぎでマントの箱を取り返しに行こうとすると、道の真ん中にお鍋…
『グリーンマントのピーマンマン』の話に出てくる“お鍋”があったのです。蓋を開けてみると
「このなかにあるおやつをたべると げんきもりもりパワーがわいてくるよ!!がんばってバイキンマンからマントをとりかえしてね」
と書かれた手紙、野菜ジュースに野菜せんべい。ピーマンマンの仲間達も応援してくれているようです。
おやつをいただき、いざ出発!
会社の芝生の広場にポツンと置かれたマントの箱。急いで駆け寄りドキドキしながら蓋を開け、大事なマントを無事取り返してホッと一安心。
ピーマンマンに変身し、歌を歌っていたら背後に感じる黒い影…出てきたのはバイキンマンだったのです!
「こわい~」と泣く子、驚いて動けない子。突然やってきた“バイキン”がスタッフに『バイキンボール』をくっつけてしまったから、さぁ大変!
後ずさりしたくなる気持ちをぐっとこらえ、勇気を出して“ピーマンパンチ”“ピーマンキック”
2歳児のお姉さんお兄さんチームの頼もしいこと!小さい子たちは、大人の後ろに隠れて祈るような気持ちで見守ります。
バイキンマンが弱った隙を見て、スタッフにくっついたバイキンボールを取ることに成功!
ピーマンマンのマントは勇気の印!みんなで力を合わせたら、元気も勇気も湧いてきます♪
「あー怖かったね」「もうやっつけたから大丈夫だね」何かをやり遂げたようなホッとした気持ちで保育室に戻りました。
保育室に戻ると、リボンがついた大きな袋。中にはバイキンをやっつけた勇気ある子どもたちへのプレゼント『グリーンマントのピーマンマン』の絵本とおそろいのTシャツ♪
その後、サプライズで届いた『ピーマンマン』からのプレゼントにまたまた大喜びの子どもたち。
(総務のOさん、本当にありがとうございます)
いっぱい遊んで、この日の昼食「ピーマンの肉詰め」をおいしくいただいて
勇気いっぱい元気いっぱいになった子どもたち、また一つ大きくなったような気がします。
セリフを全部覚えている子もいる程大好きなお話の世界をたくさん楽しんだ「お楽しみ会」になりました。
~グリーンマントのピーマンマン~
さくらともこ・作/中村景児・絵
土戸