食べることが大好きな元気の木の子どもたち！
給食の準備が始まると、「おいしそうな匂いがする～♡」「今日のご飯なに～？」とワクワクした表情で毎日給食を楽しみにしています。食べ終わると、「今日もおいしかった♡」とにこにこ顔。
「給食って誰が作ってるの？」と聞かれるたびに「会社の人だよ」と伝えてはいますが、子どもたちの頭の中では、“どんな人が作ってるのかな？” “男の人かな？女の人かな？” とたくさんの「？」があったと思います。
「今日の給食おいしかったって言っといてね！」という子どもたちの言葉を直接聴いていただきたいと思い、「保育室にきていただけませんか？」とお願いしたところ、その願いが叶い、給食の様子を見に来て下さることになりました。
子どもたちには、「みんなのご飯を作ってくれる会社の宮崎さんという方が、ご飯を食べている様子を見に来てくれるよ」と伝えると「ミヤザキさん」と名前を覚えて楽しみにしていました。
当日の給食のメニューは、ハンバーグ、パスタサラダ、コーンポタージュ、パンで、特に子どもたちが大好きなメニューでした。
朝の会で「ハンバーグ ハンバーグ」の絵本を読むと、「こうやって作ってるのかな？宮崎さんに聞いてみよう！」と、想像を膨らませていました。
文・絵：武田美穂 出版社：ほるぷ出版
待ちに待った給食の時間です。いつも給食を作ってくださる宮崎さんと、献立を立ててくださる船附さんが一緒に保育室に来てくださいました。
子どもたちは、少し緊張した様子でしたが、保育士から紹介をしてもらうと、「この人が宮崎さん！」「この人が作ってくれてるのか！」と、会うまでの「？」が「！」に変わった様子でした。
気になっていたことも聞いてみましたよ。
「何人で作っているんですか？」
「ハンバーグはどうやって作ったの？」
宮崎さんが丁寧に答えてくださり、子どもたちは納得した様子でした。
そして、「いつも、おいしい給食をありがとうございます！」と感謝の気持ちを伝え、みんなで作ったプレゼントを渡しました。
その後も、食べている様子を見ていただいたり、「おいしい？」と声をかけていただいたり、和やかな時間を過ごしました。
帰られた後も、「このスープも宮崎さんが作ったんかな～？」と興味を持っていました。
このような場を持つことができたことで、子どもたちにとって、「会社の方が作ってくれる給食」ではなく、「宮崎さんたちが作ってくれる給食」となりました。作ってくださる方のお顔を見られたことで、今後の給食に対する想いも変わってくると思います。
また、船附さんと会うのは2回目の子どもたち。3月には、食育のお話をしていただくことになっているので、きっと親しみを持って聴いてくれることと思います。
「食」への興味関心、日頃から美味しくご飯を食べることができることに対する感謝の気持ちがさらに強くなった一日でした。
子どもや保育士の想いを聞き入れてくださり、素敵な食育交流ができたことに感謝します。
定久
