暖かな春風が気持ち良い日が続きます。
保育室の玄関先には色とりどりのパンジーやビオラがお出迎え。みんなで植えたチューリップ、花の蕾が見え始めました。
“ぽっとでた ぽっとでたつくしんぼ♪”子どもたちの大好きな手遊びです。
つくしの頭が見え始めたのは3月初旬、日ごとに大きくなる様子を楽しみにしています。
てんとう虫、たんぽぽの花や綿毛、ほとけのざやオオイヌノフグリ。
春のいいものを見つけ、喜んだり驚いたり小躍りしたり…そんな子どもたちの姿に優しい気持ちをもらっています。
「一緒によーいどんしようよ!」「みんなでかくれんぼやりたい!」
身体を動かすと汗ばむほどの陽気、それもまた気持ちがいいのです♪
転んだら「大丈夫?」と心配してくれる友達がいて、鬼に見つからないように静かに隠れながら顔を見合わせてにっこり笑う…
『お友達と一緒にいるとうれしいね』『みんなで遊ぶと楽しいね』
そんな気持ちを共有できるのは、心も体も大きくなっている証拠。
うれしいことがあったら「よかったね♪」と一緒に喜んでくれる人がいて、失敗しても「大丈夫だよ」と励ましてくれる人がいる。
もうすぐ一つ大きくなる子どもたちに、たくましささえ感じるこの頃です。
小さな小さな体と心は、たくさん遊んでたくさん感じてたくさん学んで、一秒ごとに大きく大きくなっています。
そんな子どもたちの姿に、私たち大人が多くのことを学ばせてもらっているのだと思います。
さて、休耕させて栄養たっぷりになった保育室の畑には、じゃがいもの種芋を植えました。
「じゃがいもの赤ちゃん」を手に取り興味津々!
「大きくなぁれ。美味しくなぁれ。早く芽が出てね♪」
毎日発芽を心待ちにしています。芽が出る頃には卒園と進級…
春のいいものをたくさん見付け、春のよさを五感で味わい、また一つ大きくなるみんなの素敵な春の思い出が増えますように。
新しい毎日が楽しみになりますように。
土戸