今年は2月2日が節分でした。
保育室では節分行事に向けて、1月中頃から準備を始めました。
まずは、鬼のお面を作りました。
0歳児は、絵の具を使って色画用紙にスタンプをしました。
ツノをつけるとかわいい鬼の帽子のできあがり!
2・3歳児は、色紙をハサミで切って紙皿に貼り、毛糸の髪の毛を貼りました。
「レインボーの鬼作るねん!」
「ぼくは赤鬼!」
自分なりのイメージを持って楽しそうに作っていました。
当日の豆まきに使う大きな鬼も作って準備は万端です。
当日…
机の上においてあったヒイラギを見つけると…
“これはなんだ?”と不思議そうに触ったり
イワシを見て…
“おさかなだ…”とじっと見たり
つかんでみたり興味津々です。
フライパンでイワシを焼くと匂いにつられて子どもたちも集まってきました。
「泡が出てる」「おめめが白くなってきた」と気付いたことを口にしていました。
頭を取ってヒイラギに刺すと「柊鰯」の完成です。
節分の会では、節分の由来の話を聞いたり、「まめまき」や「おにのパンツ」の歌をうたったりしました。
その後、柊鰯を玄関に飾りに行こうとすると、どこからか「ドンドンドン!」と大きな音。
「ガオ~ッ」と鬼が子どもたちの方に向かってやってきました。
慌てて保育士の後ろに隠れる子ども、鬼に向かっていく子どもなど、さまざまな反応でしたが、作った新聞紙の豆で豆まき開始。
「おには~そと!」
特大の豆を「え~~~~い!」
見事退治することができました。
無事に柊鰯を玄関に飾り、「もう鬼がきませんように‥‥」とみんなでお願いをしました。
給食は恵方巻でした。
0歳児は具材を混ぜたお寿司のおにぎり。
おいしそうにパクパクと食べていました。
2・3歳児は自分たちで好きな具材を乗せて、くるっと巻いて手巻き寿司風にして食べました。
今年の恵方は西南西であることを伝えるとその方角を見ながら食べていました!
豆まきをして鬼を退治し、恵方巻を食べて無病息災を願い、今年も元気に一年間過ごすことができそうです!
また、ヒイラギに触れたり、イワシの匂いを嗅いだりして、五感を通して、日本の伝統行事を楽しんだり、意味や由来について考えたりする時間が持てたように思います。
井口