「栗、あるかなぁ?」
保育室にある栗の木を見上げながら、栗の実が落ちてくるのを
楽しみにしていた子どもたち。
9月の後半になると、少しずつ栗が落ち始めました。
トゲトゲのイガを見つけると、大喜びで走っていきます。

でも、イガが邪魔をして中の栗を取ることができません。
「栗のイガは足を使ってとるんだよ」
と子どもたちに伝えながら、靴でイガを開きます。
イガの中から栗が顔を出すと子どもたちが上手にそれを拾ってくれます。
毎朝子どもたちとたくさんの栗を拾ううちに、子どもたちも栗拾いが
どんどん上手になっていきました。




自分の足でイガを開いて、栗を出すことができるようにもなってきました。
ボウルいっぱいに拾った栗を、厨房へ持っていきます。
「おいしいお料理にしてね」

保育室でとれた栗は、栗ご飯や栗蒸し羊羹に変身します。
先日昼食で栗ご飯が出ました。
自分たちが拾った栗という事で、みんな大喜び。
栗だけを拾って食べる子も。
美味しい秋の味覚を楽しみました。
そして十五夜の日には、保育室に飾られたまん丸お月様に
採れたての栗をお供えしました。
”美味しい栗がたくさん採れました。
お月様も食べてね”
お月さま、きっと喜んでくれたと思います。

たくさん拾って楽しんだ栗も、そろそろおしまい。
次はお芋掘りが楽しめそうです。
植えたばかりの大根も、かわいい芽が出てきました。
秋、冬に向けて色々な野菜の生長を楽しみたいと思います。
大城