さんぽに出かけるのが大好きな子どもたち。
鼻歌をうたいながら歩いていると
風に乗って電車の音が聞こえます。
「ねえ、聞こえるよ」「ガタン ゴトンって!!」
「あ!電車の音だー!!」
一人の男の子が気付くとほかの子も耳を澄ませます。
線路のほうを見ると、天浜線がのんびりと
のどかに走っていきます。
「また乗せてね~!!」と必ず手を振る姿が
かわいいこと・・・。
その期待を受けて、4月から幼稚園・保育園に
進級するお友だちでお別れ遠足に出かけることにしました。
遠足当日はあいにくの雨。晴れていたら広めの公園に
行きたかったのですが、目的地をガラッと変えて
掛川駅ホームで行きかう新幹線を間近で見ることにしました。
いつもは手を振るだけの電車に今日こそ乗ることができた子どもたちは、
ちょっぴり緊張顔。
車窓から見える景色を楽しんだり、隣に座ったお友だちと
おしゃべりしている間に表情も和らぎ、目的地の掛川駅に着きました。
子どもたちがいた時間に停車する新幹線(こだま)は一度のみで、
ひかりやのぞみはものすごい速さでホームを駆け抜けていきます。
子どもたちが立つホームには風も起こるし、耳鳴りのようにキーンと
音を立てて走り去る姿はまさに圧巻でした。
新幹線をたくさん見送り、帰路についたら
お母さんが作ってくれたお弁当をみんなで食べました。
風車の丘保育室で過ごしたこと、
今日のような特別な活動、
一緒に過ごしたお友だちとの出会いが少しでも自信となり、
これからスタートする新しい生活(幼稚園・保育園)に
役立てられたらいいな・・・と強く思います。
雨に負けないくらい楽しい遠足となりました。
森下