冬は茶色かった園庭の芝生も、緑の部分が広がり
シロツメグサやタンポポなどの花も見られるようになりました。
クローバーが伸びた所を見つけると、触れてみたり、寝転がってみたり…
全身でクローバーのふわっとした感触を楽しんでいました。
また、秋に植えたチューリップ、スイセンの球根も蕾が膨らみ、
かわいい花を咲かせています。
子どもたちも外遊びの時に、色々な花が咲いているのをみつけると、
保育士に伝えに来たり、優しく触れたり、摘んだりしています。
先日、2歳児は敷地内の春探しに出掛けました。
“どんな花が咲いているかな?”と辺りを見渡しながら散策し、
満開のモクレンや桜の花を見つけました。
きれいな花と花の香りに「いいにおい~」と喜ぶ子どももいれば、
花よりも斜面を走り回る方が楽しい子どももいました。
一日前に撮ったモクレンの写真と、さらに開いたモクレンの花の様子を
写真を並べて見比べる子どももいました。
モクレンの木の下には、蕾の殻がたくさん落ちていて、
毛皮でおおわれている殻に興味津々の子どもたち。
手触りの良い蕾の殻拾いを楽しみました。
モクレンの花びらや桜の花びらを拾い「パパのお土産にしよ~」と
大切そうに袋に入れる子どももいました。
蕾拾いをしていると、木から蕾の殻がヒラヒラと落ちてきました。
風が吹くと、殻や花びらが落ちてくる事に気付いた子どもは、
じっと木の下で落ちてくるのを待っていました。
花を眺めるだけでなく、子どもの発想で面白い遊びが広がり、
園庭とは違う、春を見つけられた春探しとなりました。
高馬