保育室では毎年、近所の田んぼに
かかしを立てさせてもらうのが恒例となっています。
歴代のかかしを見返すと、どのかかしも個性の強いものばかりです。

(歴代のかかしたち)
田んぼのじいじも稲の生長を祈りつつ
どんな風なかかしが今年は届くのか
楽しみに待ってくれています。
こうした地域との交流のありがたみを
保育を通して実感する瞬間でもあります。
この夏も猛暑で、なかなか散歩に出かけられず
田んぼから遠ざかってはいましたが、
そんな中でも涼しい日を見つけ久しぶりに田んぼに
行ってみると稲がかなり実っているではありませんか!

そこで、かかしを急いで作って、じいじに届けることにしました。
しかし、いざ作ろうと構想や材料集めをする中で、
鳥の見張り役になれる今年のかかしはどんなのがいいのか悩みに悩んだ末・・・。

この夏 保育室では、絵本「わにわにのおでかけ」にちなんだ壁面や夏祭りを楽しんできたこ
ともあって”わにわにのかかし”構想が膨らんで・・・。

作っていくうちにスタッフにも次々にアイデアが浮かび、
試行錯誤を経て、なんとも面白い”かかし”が完成しました。
わにわにに浴衣を着せて、ピンクのかつらまでかぶせて
田んぼデビューをすることになりました!
その名も「わにわにこ」と命名しました。

無事に完成し、まずは子どもたちにお披露目すると・・・。
「うわ~! わにわにだ~」と喜ぶ子もいれば、
あまりのでき栄えに近くのスタッフへ駆け寄り、怖がる子もいました。
それくらい迫力のある わにわにのかかし となりました。

そうこうしている間にも稲の生長は待ったなしです。
近々、涼しい日に子どもたちと一緒に田んぼまで届けに行ってこようと思います。
この”わにわにこ”を見て、田んぼのじいじは
どんな反応をしてくれるのか、今から楽しみでなりません。

(小風さち 文 山口マオ 絵 福音館書店)
森下