保育室の畑では野菜の収穫が始まっています。
3月に植えたジャガイモは
梅雨に入る前にすべての収穫が終わりました。
去年の秋に植えた玉ネギは
8ヶ月の月日を経て、こんなにまんまると大きくなりました。
少しずつですがキュウリも収穫できています。
採れたキュウリはそのままかじったり
ジャガイモは釜戸で蒸かして食べたりと
青空の下、初夏の味覚を日々楽しんでいます。
今日は従業員の皆さんにおすそ分けをしようと
たくさん採れた玉ネギとジャガイモを持って
工場まで行ってきました。
従業員駐車場を抜け、ビオトープを横目に工場を目指します。
長い回廊を歩いていくと前方に設置途中の風車が見えてきました。
「大きいね。いつ完成するのかな?」
「また見に来たいね。」と子どもたちとおしゃべりしながら
ようやく工場入り口に到着です。
オフィスルームの皆さんにも
「こんにちは」
「お邪魔します」とご挨拶。
慣れない場所にちょっと緊張した面持ちです。
オフィスルームを抜けると今度は階段が目の前に。
よいしょ、よいしょと1段ずつ登っていくと
その先にあるのはレストラン。
今回の配布場所です。
「もう少しでゴールだ!」
「がんばれ!がんばれ!よいしょ、よいしょ。」
と、声をかけて登っていきます。
そんなこんなで保育室を出発してから約30分。
ようやくレストランに到着です。
(レストラン前で記念撮影)
オーバーオールを着ているのは総務の岩井さんと保育士です。
農家のイメージといえばオーバーオールだよね!ってことで
ゴミ袋で作ってみました。
麦わら帽子には玉ねぎのマスコットがちょこんと乗っています。
お二人ともよくお似合いですね!
子どもたちには赤白帽子に玉ねぎを付けてみました。
かわいい売り子さんの誕生です。
11時半、たまねぎ屋さんが開店となりました。
昼食を食べにくる従業員さんに声を掛けます。
「こんにちは~」
「保育室で採れたじゃがいもと玉ねぎです!!」
「よかったらどうぞ~!」
足を止めてくれた従業員の皆さんに
園児たちがジャガイモと玉ねぎを渡していきます。
(半ば強制的に受け取ってもらった気もしなくもないですが)
開始から10分、
用意した30袋をすべて貰っていただくことができました。
休憩中に急いで駆けつけて下さった保護者の皆様
受け取りにご協力して下さった従業員の皆様
快く受け取っていただきありがとうございます。
保育室は工場から少し離れたところにあるため
企業内託児室とは言えど
保護者以外の従業員と交流する機会が少ないのが現状です。
日頃の活動が伝わればいいなと思いはじめたお野菜配布会。
次回は、うまくいけばトウモロコシやヒマワリの種を
冬になったら大根をおすそ分けしに行けたらいいなと思っています。
その後、かわいい売り子さんたちは
工場見学をしてから保育室に帰ってきました。
充実した活動をしたせいか、お昼寝もぐっすりです。
さて6月4日、風車の丘保育室は
おかげさまで19周年を迎えることができました。
従業員の皆様、地域の皆様に見守られ
子どもたちと共にに楽しく過ごしています。
保育室は設立当初から食育を柱に保育を行っています。
繰り返し繰り返し行うことによって身に付くのが食育であり
その効果は短時間に現れるものではありません。
20周年に向け、これからも環境を整え続け
子どもが積極的に活動できるよう、良い方向に進んで行けるよう
スタッフ一同、働きがけをしていきたいと思います。
今後とも温かく見守っていただけますよう宜しくお願い致します。
鈴木(里)