12月になって少しずつ寒さも感じるようになってきました。
街ではクリスマスソングが聞こえてきたり、飾り付けが華やかですね。
保育室も大きなクリスマスツリーを飾って子どもたちと楽しんでいます。
ツリーを眺めていると、自然とサンタさんの話にもなります。
「サンタさん、来るかなぁ」「どこで見てるんだろうね~?」
「風車の上で見てるんじゃない?」という子。
「サンタさん、あそこの森のてっぺんからみんなはどこにいるかな?って
見ているんじゃない?」っとスタッフが声を掛けると
サンタさんを一目見たくて窓から必死に覗き込む子やスタッフの顔を
じーっと見る子、反応は様々ですがどの子もみんな笑っています。
クリスマスってみんなを笑顔にしてしまうから不思議ですね。
そして、サンタさんの居そうな所に向かって「サンタさーん!
プレゼント待ってるね!」とお願いをしている姿は何とも可愛らしいものです。
ある日、お散歩に行こうとすると、風車に何か取り付けているようでした。
さっそく、柿園を抜けて風車の近くへ行ってみると、、、
2基の風車に青と白の電飾が、数え切れないほどたくさん付いていました。
ということは、そろそろ夕方のお楽しみが始まるということではありませんか!?
ワクワクしながらみんなでその時を心待ちにしました。
それから数日後、いつものように室内で遊んでいると、
「太陽が見えなくなりそうだよ」「空がみかんの色だね」
「あれっ!風車がピカピカしてる!!」「え~本当に?」
「どれどれ?」と窓辺に行くと、、、
きれいな夕焼けと共に2基の風車が光りだしています!
子どももスタッフも自然と風車が良く見える外に出て眺めました。
夕日が完全に沈むと、ますます光が鮮明に見えてきて、
風車のイルミネーションがより一層ひかり輝いて見えてきました。
「きれいだね~」「ピカピカしてる!」「消えたと思ったらまた付いたよ」
風車のイルミネーションをしばらく楽しんでいると、「寒いっ。お部屋に入ろう」と
12月の寒さを肌で感じ、暖かい部屋にみんなで戻りました。
「あ~、寒かった」と口々に言いながらも、見足りない子は窓におでこを当てて
きれいに光る風車をもう一度見ていました。そして、その後お迎えに来た保護者に
「ねえねえ、お母さん! 風車がピカピカしてるよ 見て!こっち!」と
お母さんの手を引っ張って良く見える窓越しへ連れて行きイルミネーションを
教えてあげる姿もみられました。仕事が終わり急いでお迎えに来た保護者の方も
お子さんの顔を見てホッとしているのに加え、きれいなイルミネーションを
お子さんと一緒に眺めることでますます癒やされていることでしょう。
冬というと、寒くて日が沈むのも早いけれど、サンタさんの話題も尽きませんし、
こうしてきれいなイルミネーションが保育室から見られるというお楽しみも一つ増えました。
年末に向かって大人はあわただしくなりますが、こうしたお楽しみを
子どもたちと一緒に楽しんでいきたいです。
森下