12月初旬の保育室。
後ろの壁面には、自分たちでシールを貼って完成させた
リースの真ん中から可愛い子どもたちの顔が覗いています。
そして、中央の壁面には大きな木の横に何やら黒い影が。
あれはひょっとして・・・?!
11月下旬から「♪あわてんぼうのサンタクロース」をうたったり、
『あのね、サンタの国ではね・・・』の絵本を読んだりして
話題はもっぱらサンタさん。
「7月から望遠鏡でよい子を探してたんだって。」
「11月には洋服のお手入れをして準備中!」
「みてみて!12月は一斉に出発するんだね。」
など…話をしながら絵本を読んでいる時、子どもたちの
ジッと見つめる目が印象的です。
「サンタさんって何色のお洋服かなぁ?」と問いかけただけで
「あか。」「ぼうしもあか。」「しろいおひげついてる。」
などの答えが返ってきました。
散歩で外に出た時には、少しでもサンタさんからよく見えるように…
と高い土手にのぼり
「おーい!!さんたさーん!ここだよー!!」
と大きな声で猛アピール。
こんなふうに、サンタさんを待つ時間がワクワクして
一番楽しいのかもしれません。
そして、純粋にサンタさんを心待ちにしている子どもたちの姿が
私たちを最高に楽しませてくれています。
そんな子どもたちの前に‘‘あわてんぼうのサンタさん‘‘が現れてくれないかな?!
と願うと共に、
もしも現れてくれたら、そのサンタさんはどんな姿かな?
子どもたちが想っている通りかな?それとも・・・?など
私自身、いろいろと想像をめぐらせている時間がまた楽しいです。
『あのね、サンタの国ではね・・・』
(原案)松本智年 一色恭子 (文)嘉納純子
黒井 健 絵
偕成社
鈴木(明)