4月から進級する2歳児さんを対象に、お別れ遠足に行ってきました。
行先は、天浜線の浜名湖佐久米駅です。
この駅では、今の季節限定でユリカモメが飛来してくるんです。
天浜線に乗って行くのが何より楽しみな子どもたち。
お散歩で天浜線を見ると
「今度、乗せてね~」
と手を振り、遠足を心待ちにしていました。
天浜線に乗れることは、大きくなった子だけの特権なんです。
いよいよ遠足当日。
リュックサックにお弁当と水筒、お菓子を詰めて出発です。


何度も何度も歩いた、駅までの道。
今日は、いつも以上に軽やかな足取りで歩きます。
「今日の電車は何色かな?」
「お花の電車に乗りたいな」
そんな話をしながら歩いていると、あっという間に駅に到着。

カンカンカン・・・
踏切の音が鳴り、遠くに電車が見えてきました。
今日みんなが乗る電車は・・・
お花の電車だ!



天浜線は、お花の電車だけでなく、ミツバチ電車や、バイクの電車など
色々な電車が走っているのも楽しみの一つなんです。
電車に乗り込み走り出すと
「ママの会社だ!」

静岡ファクトリーの大きな二基の風車がみんなを見送ってくれました。



窓からの風景を楽しんだり、お友だちとの会話を楽しんだりしているうちに
片道一時間の旅は、あっという間におしまい。
海が見えてきたら、目的地の浜名湖佐久米駅に到着です。

ホームに着くと、そこにはたくさんの数のユリカモメが!
その数の多さは、ここ数年の遠足の中で一番です。
ユリカモメにあげようと、持ってきたパンを出しますが
あまりの迫力に、みんななかなか近づけず・・・。
そんな子どもたちの気持ちも知らず、ユリカモメはどんどん近づいてきて
パンを食べたり、子どもたちの頭の上に乗ったりしています。
キャーキャー、ワーワー、大騒ぎのエサやりになってしまいましたが
これはこれで、楽しい思い出になると思います。




大騒ぎのエサやりを終えて、お次はお楽しみのお弁当。
駅の横の広場にシートを広げ、みんなで
「いただきまーす!」
いっぱい歩いて、電車に乗って、ユリカモメと触れ合って・・・
もう、お腹はペコペコです。
あっという間にお弁当を完食し、おやつの時間。
お友だちとおやつを交換するのも、楽しみの一つです。

お腹がいっぱいになった所で、そろそろ帰りの時間です。
たくさんのユリカモメに見送られながら、電車に乗ります。

行きはあんなに元気だった子どもたちが、帰りはとっても静かです。
ふと見ると、うつらうつら 眠ってしまっている子も。

大きくなったとはいえ、まだまだ小さい子どもたちが
お母さんと離れ、自分たちで電車に乗るというのは
ドキドキの連続だったと思います。
今日は、お母さんにどんな話をするのでしょうか。
楽しかった思い出を、いっぱいいっぱいお話してほしいと思います。

大城