今年も子どもたちと一緒にバケツ稲を育てています。

連日の酷暑にも負けず、グングンと生長しています。
朝の涼しいうちに玄関へ出て自分の植えた稲を探します。
「おおきくなってきたね」「あ!○〇ちゃんのが大きいね」と
自分の似顔絵やお友だちの顔が張ってあるバケツを見つけては
「おおきくなあれ!」「おいしくなあれ~!」と毎日楽しく声を掛けてきました。
子どもたちが大事に育てている稲を守るために朝夕2回の水やりを欠かさずに
続けてきた甲斐もあって、生い茂った葉の中に実を見つけることができました。

子どもたちの声援を受けて日ごとに実は膨らんでお米らしい稲穂になりました。
急いでキラキラのテープを鳥よけとして張り巡らしました。
そして稲の生長と同時進行で作製してきたのがかかしです。
昨年のお米は鳥や昆虫にお米や稲の葉を食べられてしまい大打撃だったので
今年はより一層気合を入れてかかしを作ることに尽力しました。
風車の丘保育室があるこの地域は磐田市で、市のイメージキャラクターでもある”しっぺいくん”に
今年のかかしを任せることとしました。
磐田市にある見付天神に祭られている霊犬「悉平太郎(しっぺいたろう)」が
しっぺいくんのモチーフとなっているのです。
SDGsを意識し、廃材(緩衝材・ゴミ袋など)をふんだんに使用して作っていきます。

そのころのバケツ稲はというと、肥料を足したりして、金色の稲穂へと生長を遂げました。

稲穂がこうべを垂れてきています。さあ、急いで”しっぺいくん”を完成させることにしました。

顔を整えて赤いふんどしを巻いたら完成です。
「やったー!出来たね」「早くお米のところに行こうよ」と子どもたちが”しっぺいくん”を
バケツ稲のところまで運んでくれました。
青空の下、無事にしっぺいくんを飾ることができました。
白いしっぺいくんのボディが太陽に照らされて光り輝いて見えます。

”しっぺいくん”が定位置に就いたところで子どもたちは声掛けも忘れません。
「しっぺいくん!お米を守ってね」「頼んだよ~」
しっぺいくんのお陰で稲穂がもっともっと膨らむのを安心して楽しめそうです。
頼んだよ!しっぺいくん!!
森下


