今年も2月3日の節分の日がやって来ました。
数日前から子どもたちも、「オニくるかな?」と少しドキドキしながら、楽しみに待っている姿が見られました。
節分当日。
この日は自分で作ったオニのお面を頭につけて、「オニのパンツ」の手遊びを楽しみ、
「オニは外―!福は内―!」と掛け声の練習もしました。
新聞紙で作った豆と、強い気持ちを準備して、
これでいつオニが現われても大丈夫だね!と子どもたちはいつものように園庭に遊びに行きました。
すると保育室の中から....
ドシンドシンとオニが現われました!!!!!
怖くて逃げるかなと思いましたが、節分の前に行った豆まきごっこと同じように、
大きな声で「オニは外!福は内!」と言いながら、新聞紙の豆を投げ、無事オニを退治する事が出来ました。
豆まきをした後は、2、3歳児で恵方巻きを作りました。寿司酢の匂いを嗅いでみると、
「いいにおい」と言う子どもや、強い匂いに「わあっ!」と驚く子どももいました。
はじめに、寿司酢の風味や旨味を残すために、うちわで扇ぎます。その次に恵方巻きに入れる具を選びました。
「どれにしようかな?」と迷う子どもや「全部入れたい♪」と言う子どももいました。
巻簾に海苔と酢飯を用意して、好きな具をのせていきます。
具をのせたら、巻簾でギュギュと巻いていきます。
出来上がった恵方巻きを包丁で切ってみることにしました。
恵方巻きの断面が見えると、「うわー!すごい!!」「やったー!」と嬉しさのあまり拍手が起こりました。
みんなで作った恵方巻きは、給食の時間にいただきました。
やはり、自分で作った恵方巻きは格別だったようで、「美味しい♪」「おかわりください!」
とたくさん食べていました。
旧暦では節分の翌日にあたる『立春』で冬が終わり、春になって1年が始まると考えられてきました。
今年も自分の心の中にいた弱いオニを退治し、恵方巻きを存分に楽しんだ子どもたち。
これから暖かい春を迎え、子どもたちと共に新たな1年を、健康で笑顔溢れる幸せな年にしていきたいと思います。
伊良皆