10月中旬ともなると、朝夕はだいぶ冷え込むこともあって
長袖の服で登園するお友だちがちらほら見られます。
朝のひととき(お友だちと体操をしたり、絵本を聞いたり)を
楽しんでいるとグングン気温も上がり、汗ばむほどになるので
半袖Tシャツに着替えたり、上着を一枚脱いで調整をすることも
あります。季節の変わり目は、着る衣類も迷ってしまいますね。
そんな秋にはもってこいの食べる楽しみが保育室にはあるんです。
保育室のかかし”わにわにこ”が、鳥から守り抜いた新米を
先日、田んぼのじいじが子どもたちにと届けてくださったので、
さっそくみんなの広場のかまどで炊くことにしました。
外に出てみたら、朝、肌寒くて長袖の洋服を着ていたのが
ウソのようにかまどの火入れを見ているだけで汗が出ます。
夏のような日差しが照り付ける中、新米を炊きました。
そして、熱々の炊き立て新米を昼食にみんなでいただきます。
なんといっても、いつも散歩で見ていた田んぼで実ったお米です。
かまどならではのお焦げもあって、炊飯ジャーで炊いたお米とは
一味も二味も違って、香ばしさを感じました。
次の日は、さつまいもをかまどでふかすことにしました。
子ども達もお手伝いをします。自分の食べたいさつまいもを
選んだら、たらいで洗ってかまどに持っていきます。
けむりが煙突からもくもくと出てくると「わー!!においがしてきたね」
「おいも、まだかなー」とワクワクした声が聞こえます。
ホクホクのさつまいももこれまた絶品です。
「ごちそうさま~!」の声が次々に聞こえるのが何よりの喜びです。
今回は、新米・さつまいもをかまどで楽しみましたが
秋はまだまだこれからです。 味覚も堪能しつつ、紅葉や虫取りなど
楽しめることを、子どもたちと一緒にもっともっと探していこうと思います。
森下