桜の季節がやってきました。
毎年、このころになると嬉しさ半分、寂しさも半分の気持ちになります。
なぜなら、この春に新一年生となるお友だちとお別れしなければならないからです。
例年よりもはるかに多い14名のお子さんがこの春に巣立っていきます。
3月最後の週末に、12名のお子さんがさようならの会に参加してくれました。
当日は、全員で手をつないで大きな丸を作って、ひとりひとりの顔を見ながら
「たいせつなたからもの」という歌を歌ったり、手作りみそをみんなで作りました。
上手くいけば、夏ごろお味噌として完成するので、是非とも手作りお味噌を
取りに来つつ、元気な顔を私たちに見せてほしいなと思っています。
育休明け(1歳5か月)から保育室に通っていたお友だちもいれば、
もう少し大きくなってから通いだしたお友だちもいます。
笑ったり喜んだり、泣いたり悔しがったりしながら一緒に大きくなった仲間です。
ひとりひとりのお友だちがみんなの前で「○○小学校に行きます」と
堂々と発表する姿は、すでに一年生の風格が漂っています。
かまどでは、保育室の畑で収穫したあずきを使ってお赤飯をふかし、
お祝いに花を添えました。
普段は小食なEくん・Hくんも、「美味しいな。おかわり~」と何度も
おかわりをしていました。これこそが食育ですね。
自分達で栽培・収穫し、美味しくいただく醍醐味を
こうして節目である”さようならの会”でも楽しめたことで
風車の丘保育室らしい会となりました。
日を変えた31日には、この春に幼稚園・保育園・こども園に進級する
2歳児のお子さん6名と、1年早めに保育園へと移行する1歳児の
お子さん3名とのさようならの会を行いました。
当日は、秋の親子遠足で参加賞としてプレゼントしたお揃いの
”わにわにのTシャツ”を着て、一日過ごします。
お揃いっていうのは、なんと可愛らしいことでしょう。
保育室で遊んだ思い出を写真で振り返ったり、4月から通う幼稚園の
名前をマイクを使ってみんなに教えてあげたりしました。
それから、保育室での思い出をぎゅっと詰め込んだ手作りアルバムを
ひとりひとりに思い出話と共に手渡していきました。
みんなの広場では、かまどで白米を炊いたり、
どの子も大好きなお散歩へも出かけました。
保育室の周辺は桜がたくさんあります。
ちょうど周りの桜が咲き始めたところで、
この景色もみんなをお祝いしてくれているかのようでした。
散歩から帰ったら、自然とお腹もぺこぺこに。
待ちに待ったお昼ご飯の時間です。
この日のお祝いメニューは、かまどで炊いたほかほかの白飯と
カレーでした。みんなで一緒のご飯を食べていると美味しさが
倍増するようで、お腹がいっぱいになるまで頬張っていました。
思い出話は尽きませんが、今後も週末に利用してくれる
お友だちが大半なので、進級した先の幼稚園の体験談など
これからは聞かせてもらえると思うと楽しみです。
『いっぱいあそんで おなかをすかせて おいしくいただく』
私たちスタッフは、風車の丘保育室のモットーでもある
このフレーズを胸に、また新たな一歩を踏み出そうと思います。
みんなみんな、またひとつ大きくなったね。おめでとう!!
森下