保育室ブログを休止していた間の保育の様子を紹介しています。今回は「お母さん、ありがとう」を公開します。
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5月10日は母の日。
連日、少人数での保育のため例年通りとはいかないものの
ささやかながらお母さんにプレゼントを作製することにしました。
年長さんには、ハサミを使ってメッセージカードをくり抜いてもらったり
覚えたてのひらがなで、「まま ありがとう」とペンで書き入れたりして、
オリジナルカードを作りました。
「お母さん、喜ぶかな?」と言いながらハサミを動かすRくん。
「そりゃぁ喜ぶんじゃないの~」と答えるKくん。
そんなやりとりをしながら、プレゼントを完成させていきました。
小さい子たちには、シール張りをお手伝いしてもらうことに。
1枚1枚丁寧にシールをはがしては、貼り付けていきます。
手先を使う分、心を込めて貼っているようにも感じました。
日頃、お母さんへ ”ありがとう” って言う機会は案外ないものですよね。
大きくなって、幼稚園や保育園に通いだすと、
こうした行事で感謝を形にする機会も増えますが、
保育室に入りたての小さなお子さんは、初めての経験でしょう。
完成したプレゼントをお迎えにきたお母さんに手渡すと、
「え~!Yちゃんが作ってくれたの!? 嬉しい~!!」と言いながら、
うっすら涙を浮かべる姿にこちらまでウルウルしてきてしまいました。
「大切に飾らせていただきます」と涙をぬぐいながら、何度もYちゃんに
「ありがとね、ありがとね~」と言いながらプレゼントを大事そうに持ち、
降園していきました。
わたしたちにとったら毎年の行事でも、保護者にとったら初めての行事だったりします。
そのことを今日は改めて感じることができました。
たとえ登園するお子さんが少人数でも
私たちは変わらずに日々を丁寧に過ごしていきたいなと思います。
そして、1日でも早くにぎやかな日々が戻ることを祈っています。
森下