11月に入り、朝夕は冷え込むようになりましたが
日中は汗ばむほどの陽気になる日もあります。
そんな中、今年もみんなの広場にて秋の味覚”さんま”を味わっています。
まず、炭に火を点けることから始めます。
子どもたちとお散歩で集めてきた杉の葉っぱとまつぼっくりが着火剤の役目を果たしてくれます。
けむりがもくもくと立ちのぼると、近所の大工村でいただいてきた廃材を加えていきます。
廃材にしっかり火がつくのを確認し、炭を置いていたところでタイミングよく業者さんからさんまが届きました。
フタを開けると、「うわ~!氷がいっぱいだね。あっ見えたよ!」と迷わず手を入れるSくん。
「冷たいね~」「長いねぇ~!」といいながら両手にさんまを持ったSくんを見て
「よし、私も触ってみよう」と恐るおそる氷水に手を入れるRちゃん。
一歩下がって様子を見る子。スタッフと一緒なら触れる子と様々です。
ひとしきりさんまに触れたら、あとはスタッフに任せて子どもたちは散歩に出掛けます。
散歩中もさんまのことが気になって「もう焼けたかな~?」「煙のにおいがしてくるかなぁ」
「さんまが焼けたか見に帰ろうよ」と気もそぞろなので、この日は早めに帰ることにしました。
小走りにみんなの広場に駆けつけると、いい匂いをさせてさんまが焼けているではありませんか。
「うわ~!さんまが焼けたね~」「おなかすいちゃったなぁ」「早く食べようよ~!」という声と共に昼食になりました。
この日はお天気も良く暖かかったので、熱々のさんまをみんなの広場で食べることができました。
次のさんまを焼いて楽しんだ日は風が吹いていて肌寒く、大事をとってお部屋の中で食べることにしました。
こうしてさんまを頬張るみんなの顔を見ていると、どれだけ炭火焼きのさんまが美味しいのか
伝わることでしょう。
さんまに限らず、これからの季節にはさつまいもや新米をかまどで楽しめます。
日々のお散歩で拾ってきた杉の葉っぱ&まつぼっくりが、これからもっともっと活躍しそうです。
子どもたちは、歩きながら杉の葉っぱやまつぼっくりを見かけると自然と手を伸ばし、拾ってくれるようになりました。
まさに身を持って体験したからですね。
「これが燃える葉っぱじゃんね~」「これでさんま焼こうね!」を合言葉に
これからもせっせと拾い集め、秋の美味しいものをみんなで堪能したいと思います。
森下。