保育室では、5月5日の端午の節句に向けて、こいのぼりの制作をしました。
1歳児は、手形をとってウロコにしました。初めて手につける絵の具は、不思議な感覚だったようで、自分の手をじっくり眺めていました。
2歳児は、コーヒーフィルターにペンで色をつけ、水がついた筆で上から塗り、にじみ絵をしてウロコを作りました。にじむ感覚が楽しかったようで、何度も繰り返し楽しんでいました。
「わぁ~なんだか綺麗だな~」
シールも貼って完成です!
3歳児は、三角の折り紙をハサミで切りました。小さな三角がたくさんできたので、のりで貼りウロコにしました。こいのぼりの色も自分たちで好きな色を選びました。
「ハサミは、開くときが少し難しいんだな~」
「のりは、指に少しだけ取るよ!この辺にしようかな~」
4・5歳児は、折り紙を2回折るとできるチューリップを作り、のりで貼ってウロコにしました。貼る場所や色にもこだわっていました。
「どこに貼ろうかな~」
「目と口も描いてあげたよ!」
可愛いこいのぼりが完成しました♪
そして園庭に飾る大きなこいのぼりは、子どもたちの可愛い手形をウロコにして作りました。手に絵の具をつける感触を楽しんだり、指一本一本に違う色を塗ったりし、発想力豊かに作っていました。
「大っきいな~!みんなの手形がいっぱいだ~!」
端午の節句の当日は、子どもの日の由来や、食べ物、習慣などをペープサートや写真を見ながら聞きました。
「鯉が滝を登って竜になるんだよ」というお話では、「おぉーすごい!かっこいい!」と言う声があがっていました。
菖蒲湯の話もし、体験してみることにしました。
まずは、葉っぱの匂いをかいでみます。
「ミカンみたいな匂いがする!」「草のにおいもするよ!」
お湯を入れたタライに葉菖蒲を入れると、ふんわりと匂いが漂ってきました。椅子に座っていた子どもたちも匂いにつられて、タライの周りに集まってきました。
最後は、子どもたちの手形がついた大きなこいのぼりを、みんなで運び、園庭に泳がせることにしました。
「わっしょい!わっしょい!」
風でなびく大きなこいのぼりを見上げる子どもや、下をくぐって遊ぶ子どもたち、これからもたくさん遊んで元気に大きくなってね!
定久