朝晩少しずつ涼しくなり、ようやく秋の気配が感じられるようになってきました。
保育室では夏野菜が終わって寂しくなってしまった畑に、秋・冬野菜の種を植えました。
今回植えたのは、小カブ、ベビーキャロット、ミニ大根、ホウレンソウ、コマツナ、ミズナ、ハクサイです。まず、子どもたちと一緒に、どんな種なのかを見てみました。
「どれどれ?」「わ~、ちっさ~い」
「あれ? 青い種?」
「こっちは緑? においはするのかな?」
「石みたいだね~」
子どもたちは種を見て様々な感想を言っていました。
そもそも、野菜の名前をどのくらい知っているのかな?と写真を見せてクイズをしてみました。
根菜類はよくわかっていましたが、葉物野菜はなかなか見分けがつかないようで・・・
ミズナ→「ハクサイ!」
コマツナ→「はっぱ」
ハクサイ→「キャベツ」
ホウレンソウ→「ほうれんさい」(惜しいっ!)
育てていくうちにきっと見分けもつくかなと期待しましょう。
種の観察が終わったらいざ畑に出発!
小さい種だったので、うまくまけるかな?と心配でしたが、パラパラと、とても上手にまいてくれました。
先日、お花の種植えもしたばかりで、子どもたちは保育士が言わなくても、次に何をするかよく分かっています。
「土のお布団かけて・・・」「優しくトントンだよね!」
そして、じょうろを取りに行くとお水やりです。
「おいしくなーれ。おおきくなーれ」と言いながらたっぷりあげてくれました。
この「おいしくなーれ。おおきくなーれ」は、縦割り保育のなかで、年長の子どもたちが言っているのを聞いて、代々受け継がれている言葉です。
「先生、この白いお水もあげていいの?」
お米のとぎ汁も水やりに使っています。小さなSDGsです。
この夏、自分たちで育てた夏野菜がとってもおいしかったことを体験した子どもたち。
秋冬野菜も大切に育て、おいしくいただける日を今から楽しみにしているようです!
井口