ピーマンマンのかかしに守られ、大きく育った保育室のお米。
みんなで脱穀をして、もみすりをして、いよいよ精米をします。
今まで全て手作業でしたが、これだけは精米機を使います。
機械の中にお米を入れてスタート。
興味津々に中をのぞく子どもたち。
お米はどうなるんだろう?
ワクワクしながら出来上がりを待ちます。
出来上がったお米を見ると・・・
きれいな真っ白いお米になっていました。
精米前のお米と比べると、色が全然違います。
子どもたちも、見て、触って違いを感じていました。
出来立ての新米。
味わうのも楽しみですが、まず一番にお届けしたい所があります。
田んぼのばあばのところです。
風車の丘保育室でかかしを作り始めた時から
毎年ばあばの田んぼに、かかしを立てさせてもらっていました。
”みんなのかかしのおかげで、美味しいお米ができたよ”
そう言って、毎年保育室にお米を届けてくれました。
今は田んぼが休耕となっていますが、子どもたちがたくさん遊ばせてもらった
大好きな場所なんです。
今度は、保育室のお米をばあばに届けたいと思います。
新米を持ってばあばのお宅を訪ねると
ちょうど外仕事をしていたばあばに会うことができました。
子どもたちから新米を手渡します。
”お米だよ” ”ばあば、食べてね”
子どもたちの言葉に、喜んでお米を受け取ってくれました。
スタッフも久しぶりにばあばに会い、お話することができて
とても心が和みました。
”ばあば、またね” ”バイバーイ”
ばあばに挨拶をして、保育室に戻ります。
今度来たときはまた、田んぼの中で思いっきり遊ばせてもらおうと思います。
いっぱい歩いた帰り道は
”おなかすいたね” ”お昼ご飯何かな”
と話しながら帰ります。
今日のお昼ご飯は新米かな?
自分たちで作ったお米はどんな味なんでしょう。
味わうのが楽しみです。
大城