風車の丘保育室は環境に配慮した活動を子どもたちと一緒に行っています。
その一つに食品ロスがあります。
毎日昼食を作る際に出る野菜の皮や食べ残したものを今まで廃棄していましたが、
会社での取り組みでもありますSDGs推進の一環として生ごみ処理機を購入し、
それを使って堆肥を作り、畑や花壇に蒔いて循環できる活動を始めました。
生ごみ処理機は様々なタイプのものがありますが、保育室では子どもたちと一緒に活動するので
扱いやすくて安全なタイプのものを使うことにしました。
最初は見たこともない機械が台所に登場したのでどの子も慎重に扱っていましたが、
慣れてくると「今日の(野菜の皮など)ある?」と我先にとお手伝いを催促する子も現れるほど
手軽に堆肥を作る活動が浸透していきました。
保育室では毎日平均して1,3kgほどの野菜くずや残飯が出ます。
それを生ごみ処理機に毎日投入することで堆肥となるため、生ごみを一切廃棄することなく循環させることが可能になりました。
約1か月後に3㎏の堆肥を取り出せました。それからはだいたい2週間ごとに3㎏ほどの堆肥ができるようになりました。
出来上がった堆肥をスコップで取り出すのも子どもたちが率先してお手伝いしてくれています。
次の日、取り出した堆肥を畑に蒔いて冬野菜の準備をしました。
外構さんにその畑を耕していただき、土と堆肥をよく混ぜて一週間ほど置いたら大根の種まきをしました。
種を蒔き終わったらじょうろでお水を掛けていつものおまじないも忘れません。
「おおきくなあれ おいしくなあれ!」
きっと保育室で作られた堆肥と子どもたちのお手伝いパワーで美味しい大根が育つこと間違いなしです。
コンスタントに取り出す堆肥は、花壇や果樹園でも活躍中です。
森下