2月21日は、この春卒園する子たちのお別れ遠足でした。
いつも遠くから「こんどのせてねー」と言いながら
大きく手を振ったり、時には近くで見たり…と
みんな天浜線の電車が大好きです。
そんな電車に乗せてあげたいという私たちの
思いを伝えると会社の方々も快諾してくださり
実現できることになりました。
当日の朝、どの子も嬉しそうにリュックサックを背負って
登園してきました。
リュックサックの中にはお母さんが作ってくれたおにぎりと
水筒、お菓子、レジャーシートが入っています。
みんな揃ったら、小さい子たちに見送られて元気に出発!!
最寄りの敷地駅まで何度か歩いて(散歩)行っているとはいえ
リュックサックを背負っていくのは初めてです。
途中に土手の上り下りもあり、なかなか大変な道のりですが
お友だちやスタッフと一緒に歩き抜くことができました。
いっぱい歩けるのも大きくなった証拠です。
敷地駅に着きベンチに座って待っていると
踏切音が聞こえ、電車が入ってきました。
電車が出発して間もなく「ママの会社」が・・・そして
その先では小さい子たちとスタッフが待っていて
手を振る姿が見えました。
電車の中からも「いってきまーす」と言いながら
いっしょうけんめい手を振ります。
その後も「あっ!とんねる!」「あっ!うみ(浜名湖)!」など
窓の外の景色やお友だちとのお喋りを楽しんでいると
一時間ほどの乗車時間もあっという間・・・。
目的地の佐久米駅に到着すると・・冬にシベリアから飛来してきた
たくさんのユリカモメが迎えてくれました。
そこにいた鳥使いのおじさんが
「パンを持った手(指先)を伸ばして待っていてごらん。
ちゃんと食べに来てくれるから。」
と教えてくれたので早速やってみることに。
ドキドキしながらもユリカモメが上手にキャッチする様子を間近に見て
自然と歓声が上がり皆で喜びました。
人に慣れているのですぐ近くまで来る鳥たちにビックリする姿も
見られましたが、夢中でパンをあげていた子どもたち。
風が強くて寒い日でしたが
だからこそたくさんのユリカモメと触れ合うことができ
この時期にしかできない貴重な経験ができました。
その後レジャーシートを広げ、みんなでお弁当やお菓子を食べ
再び電車に乗って帰路に。
共有できる楽しい思い出がまた一つ増えました。
3月31日の「さよならの会」まで
一日一日、一緒に過ごせる時間を大切にしたいと
思います。
鈴木(明)