3月に入り、暖かい日が多くなりました。
お部屋の中には春るんるんちゃんもやってきて、みんなに春を告げてくれています。
みんなの広場に植えてある河津桜が満開になった3月3日に桃の節句のお祝いをしました。
先月から七段飾りのおひなさまを眺めつつ、変身おひなさまを楽しんだり、
毎日自分たちのおやつと同じものをおひなさまにお供えして親しんできました。
3日の朝、「今日はおひなさまをお祝いする日だよ」
「これからもみんながすくすくと成長していけるようにお祝いをしよう」とお話をしました。
ピアノに合わせて♪うれしいひなまつり♪を歌ったり、変身おひなさまを楽しんでいると
部屋中によもぎのいい香りが広がってきました。自然と子どもたちは台所に移動しのぞいてみると
”よもぎもち”を作る準備をスタッフがしてくれていました。
昨日までお散歩先であつめてきたよもぎがこうしておもちに入る様子を
子どもたちとみることで、保育活動と食が結びついていくのがわかります。
そんなよもぎもち作りをみながらおやつをいただきました。桃のお節句に合わせて”甘酒”を用意しました。
普段飲んだことのない子も多く、最初はビックリしていた子もいましたが、
甘くて美味しいと分かると飲み進めることができました。
甘酒を飲んで元気が出たら、たっぷり外で遊んでお腹ペコペコになりお昼ご飯になりました。
お祝いとして大きなおひつに色鮮やかなちらし寿司が登場しました。
そして、お吸い物は2種類あります。ハマグリとあさりの大きさ比べをしながら昼食を楽しみました。
食後は、できたてほかほかの”よもぎもち”をいただきます。
頬張る子どもたちの顔をみればどんな味だったかおわかりでしょう。
食べ終わった後には、絵本”よもぎだんご”のページをめくりながら
「ばばばあちゃんと同じだね~」と満足顔の子どもたちでした。
保育室の子どもたちの健やかな成長をお祝いできた一日でした。
(紹介した絵本:「よもぎだんご」 さとうわきこ さく 福音館書店)
森下