牛乳パックやティッシュペーパーの空き箱、乳酸飲料やペットボトルの空き容器などの廃材。
使い終わった後は捨ててしまいがちですが、子どもたちにとっては大切な遊び道具です。
普段から使えそうな廃材を置いていると、色々な素材の廃材から、「何か作ってみたい!」「こんなの作ってみたい!」というイメージがわくようで、最近では、ほぼ毎日廃材遊びに没頭しています。
最初にできたのは、いらなくなった紙をハサミで切って、毛糸をセロハンテープで貼ったカバン!!
毛糸がちょっと長かったけど、大満足!!
次に、牛乳パックと乳酸飲料の容器をくっつけて、キラキラのテープを貼ると、ロボットが完成!!
保育士が「足は?」とつぶやくと…
自分の足を見ながら、ペンで描いていました。
友達が作っている様子を見て、他の子どもたちも影響を受け、「やってみたい!」がどんどん広がっていきました!
いろいろな素材をハサミで切ってみると、サクサク切れるものや、硬くて切りにくいものがあることを知ったり、最初は、上手く切れなかったセロハンテープやガムテープの切り方も少しずつ分かってきたりしました。
乳酸飲料の容器に、折り紙を丸めた顔をつけ、シールで目や口を貼ったら、アナと雪の女王に出てくる、「エルサとアナ」が!!
ドレスの色も選んで貼りました。
髪の毛の三つ編みは保育士がお手伝いしましたが、それ以外は自分で工夫しながら作っていました。すごい創造力!
お母さんの大事な仕事道具の「パソコン」も作っていました。
キーボードは、ダンボールを小さく切って、テープをくるっと巻いてひとつずつ貼っていました。
マウスもちゃんとあります!
日に日に、完成度が高くなっていきました♪
保育士が土台を作ると、子どもたちがハンドルやタイヤを作って、バスと車も出来上がりました。
お店屋さんも開店!!
ままごとのスプーンに、スズランテープを巻いてキャンディーを作ったり、紙コップにスズランテープを入れてストローをさしてジュースを作ったり!!
レジも、お金も作りました。
「ダンボールがほしい」というリクエストがあったので用意すると・・・
「いらっしゃいませ〜!」「〇〇円でーす」
楽しそうなお店屋さんごっこが始まりました。
車に乗ったままのお買い物、ドライブスルー!
今回の制作ブームを通して、子どもたちは、様々な廃材の種類や素材に触れたり、ハサミやテープなどの道具が使えるようになったりしました。
また、廃材に加えて、折り紙やスズランテープ、キラキラテープなどの素材を用意したことで、試行錯誤しながら自分の作りたい物に近づけ、黙々と集中しながら作る姿が見られました。
出来上がった時の表情はとても満足そうで、きっと「自分でできた」という自信につながったと思います。
保育士は、危なくないか見守ったり、どうしてもできないところは、意見を聞いて手伝ったりしましたが、子どもたちの発想力や創造力で大人には思いつかないようなものが完成し、何度も驚かされました。
引き続き、子どもたちの「やってみたい!」「作ってみたい!」「これ何だろう?」という意欲や好奇心を大切に見守っていきたいと思います。
定久