2月になって寒い日が続いている保育室。
窓の外をふと見ると、砂場の水たまりが寒さで凍っています。
すると、それを見ていた子どもたちが自然と雪のこぼうずの歌を口ずさんでいます。
♬ゆきのこぼうず ゆきのこぼうず 屋根に降りた
するりと滑って 風に乗って消えた♬
子どもの歌声はかわいらしいものの、本物の雪や氷は冬の厳しさを教えてくれますよね。
風車の丘保育室のある磐田市は、温暖な地域のため滅多に雪は降りません。
たとえ降ったとしても年に一、二度くらいなので砂場のお水が氷ることもとても珍しいことなのです。
そんな貴重な氷を触りたくて急いでお外に行く準備をする子どもたち。
上着を着て外に出ると、一目散に砂場の氷に集まります。

しばらく眺めていたものの、どのくらい氷が冷たいのか触ってみることにしました。

「うわー 硬い」「冷たーい!」 「透き通ってるよー」 「あ!割れちゃった」
思い思いに眺めたり、触ったり、割れた氷を踏んずけたりして楽しみました。



すると、ちらちらと白いものが空から舞ってきています。
雪です。
見慣れない雪に子どもたちも最初こそ分からなかったものの、
スタッフが舞ってくる雪に大喜びしていたら、子どもたちもこれが雪なんだと分かってきたようで、
スタッフと一緒に雪を追いかけたり手のひらにのせてみたり貴重な体験ができました。
そんな日は散歩先の土や葉っぱも雪化粧をしています。
いつもと違う光景に子どもたちも喜んで手を伸ばして触り、冷たさを肌で感じていました。



散歩先で梅の花を見つけました。暦の上では春ですが、まだまだ寒い日は続きます。
あたたかい春を待ちながら、子どもたちと冬ならではの過ごし方を存分に楽しみたいと思っています。

森下