8月13日からは月遅れの「お盆」
“お盆てこんな日だよ”ちょっぴり難しいかもしれませんが、「こんな日があるんだよ」「いつもみんなは見守られているんだよ」ということを知る日になれば…と
毎年子どもたちと一緒にお盆飾りを作っています。
まずは保育室の畑に生えている草、“カヤ”を使って「ござ」作り。
みんなで力を合わせて「きゅうりの馬」と「なすの牛」を乗せる“ござ”が完成しました。
そして翌日13日、「いつもお空からみんなを守ってくれている」方が帰ってくる日。
保育室で育てた「きゅうり・なす・小豆」を使って精霊馬作り。
「早く帰って来ることができるように馬に乗って、帰りはゆっくり帰るために牛に乗っていくんだよ」そんな話をしながら作りました。
しっかりと立つことができるようにバランスを見ながら手足を付けたり「難しいね」と笑い合ったりしながら過ごす穏やかな時間。
しっぽや耳にしたのは「エノコログサ」と「南天の葉」。
ご先祖様や精霊が迷わず帰って来れますように…と、ちょうちんの灯りに見立てた「ほおずき」も一緒に飾ります。
お盆の期間は毎日お供えをし、保育室の子どもたちを見守っていただきました。
そして16日、ご先祖さまや精霊が帰る日。お空から『子どもたちを温かく見守ってください』の気持ちを込めて精霊馬を畑に納めました。
私達の身近にあるもので、亡くなった方に思いを馳せながら作る精霊馬。
ずっと昔から伝わる伝統が、未来の子どもたちにもつながっていく…そんな体験になればと思います。
土戸