2月2日は節分です。
保育室にも青鬼がやってきました!
いつもは、新聞紙のお豆で鬼を退治してきたこどもたち。
ですが、今日は特別。
本物の鬼がいつ現れてもおかしくないよう、1人3つずつ、
今日はいいものバッグの中にお守りの豆を入れて、備えます。
すると、
お豆が子どもたちの手に渡ったしばらくのタイミングで、
窓をドンドン!と叩く音がしました。
音がする方を見てみると、なんと鬼がいるではありませんか!
鬼を見た瞬間、泣き出す子、「こわい~!」と言う子、固まってしまう子など、
いつもとは異なる様々な子どもたちの表情が見られました。
中には、勇ましく豆を持って、立ち向かっていく子の姿もありました。
その姿を見て、怖がっていた子も徐々に豆を投げつけ、
戦う姿勢へと変わっていったのは、とてもかっこよかったです。
豆を投げられ、転げまわる鬼。
「もう降参!」と言わんばかりに逃げて行くと、子どもたちは
ほっとした表情の中にもどこかまだ不安さが残るような様子で、
鬼の事を気にしているようでした。
さて、おにが逃げたところで仕上げといきます。
この日のために、みんなでとってきたしきみとヒイラギ。
しきみで豆を煎り、鬼の嫌いな匂いで部屋中をいっぱいにします。
よし!もうこれで大丈夫。
「おには~そと!」もした所で、お次は幸せを呼ぶ福の登場です。
福の神は何の福をまいてくれるのでしょう?
「ふくは~うち」
たくさんのお菓子でした。
鬼の事なんかもう頭にはない様子で、とにかくお菓子を拾うのに必死な子どもたち。
その甲斐あって、こ~んなにたくさんの福をget!!
残念ながら、袋の中にお菓子が見当たらなかった子も、
「これあげる」「わたしも」
と、まわりの優しいお友だちから1つずつもらい、
無事みんなで10時のおやつに頂くことが出来ました。
さすが福の神。
さっきまで起こっていた出来事がうそのよう。
子どもたちに笑顔が戻りました。
笑顔が戻った所で、”本当に鬼は逃げたのか”、
やまんば池と呼ばれている所までみんなで確認しに行きます。
もちろん、出発前に、玄関にヒイラギをつるすことも忘れません。
鬼の話をしていると、あっという間に到着。
ここから先は、勇気のある子どもたちだけで向かいます。
「わたしもいく!」「ぼくもいく。」と、今年はなんと!
9人ものこどもが、鬼が逃げたと言われる終着点まで辿り着くことが出来ました。
実際に来てみると、鬼のパンツが木に引っかかっていただけで、
こどもたちも「なんてことなかったね。」と安心感と達成感に満ちた表情を浮かべている
様子でした。
なが~い1日が終わり、お腹はペコペコ。
帰ってからは美味しい恵方巻をみんなでパクリ。
鬼退治で一皮剥けた子どもたち、鬼退治、お疲れさまでした。
中村