3月3日、桃の節句。今年も七段飾りのお雛様をみんなで飾り付けました。
「これは何?」「牛さん何しているの?」と、興味津々で眺めています。
そして風車の丘保育室では毎年「ひなまつり」恒例のお楽しみがあります。
始めは遠くから眺めていた子ども達でしたが、少しずつ近寄りそっと触りだします。「お雛様と一緒だね」「お花がかわいいね。」と夢中の女児。かっこいい刀に夢中の男児。
毎年恒例の“”お楽しみは“変身お雛様”。本物のお雛様とお内裏様のような素敵な着物があるんです。
「着てみたい?」と聞くとうれしそうに手を挙げる子、友達が着る様子をニコニコ眺める子、恥ずかしいから着ないと言う子、お内裏様の着物が着たい女の子…。
みんなそれぞれ。それでいいんです♪
着付けが終わると、周りで見ていた大人や子どもから「かわいい♫」の声と拍手が沸き起こります。
うれしい気持ちと同時に、いつもとは違う衣装にちょっぴり緊張する気持ちもあるようですが、そんな姿もまたかわいらしいんです。
3/3までは、こんな風に朝のひとときを楽しんでいます。
昼食を食べる前にはお雛様へのお供えも忘れません。
「変身お雛様~その2」…。シールを貼ったり折り紙を折ったりして、お雛様と同じ“いいもの”を自分で作りました。
早速身に着けお手洗いにある鏡を見に行く子ども達。
手作り冠と手作り扇子。うれしくてずっと身に着けていた子もいました。
そしていよいよ、3/3『ひなまつり』当日。
「病気やけがをせずに、元気に大きくなりますように」そんな願いを込めて『ひなまつり』のお話をしました。
じっと目を見てよく話を聞く姿、お雛様やお内裏様に変身する友達を見て目を輝かせている姿…
子ども達の成長に、周りの大人達はいつもたくさんの元気とパワーをもらっていることを実感します。
この日のために、毎日のお散歩でよもぎの葉をたくさん摘みました。
厨房のスタッフにきれいに下処理をしてもらったよもぎが、緑色の鮮やかなよもぎ餅に大変身!
餅つき機に近付くといい香りがしてきて、鼻をクンクンさせる子ども達。お餅が出来る様子に、ワクワクした気持ちが溢れ出します。よもぎ餅の中には、保育室で収穫した小豆で炊いた美味しいあんこがたっぷり♪
昼食は、子ども達の成長を願った「ちらし寿司」「はまぐりのすまし汁」
五感でいっぱい感じて楽しむ『ひなまつり』
いつまでも伝え続けたい日本の伝統行事。3月、ここ風車の丘保育室をもうすぐ卒園するお友達もいます。
保育室での楽しい思い出の一つとして子ども達の心に残るとうれしいです。
土戸