12月22日は、昼が最も短く夜が最も長い日・・・冬至でした。
この日を境にして、徐々に昼間の時間が長くなっていきます。
昔の人たちにとっては、春の訪れを心待ちにする大切な節目の日だったんですね。
保育室では…毎年みかんばあばのお宅に伺い、柚子をいただいています。
今年は、当日が雨だったため前日の21日に出かけました。
みかんばあばのお宅の前で立ち止まると
「ばあばゆずちょうだいね」とみんなで声をかけました。
でも、お留守のようで誰も出てきません。
実は、ここ1、2年ばあばの姿を見ていないんです。
散歩で通るたびに、子どもたちの元気な声を聞いて以前のように顔を出してくれるんじゃないかと
期待しながら声をかけるんですが・・・。
「みかんばあばげんきかねぇ」「どうしてるのかねぇ」と話しながら
柚子の木の前に行ってみると…昨年までは、大きな木にたくさん実っていた柚子が数えるほどに・・・。
驚くほど少なくなっていました。
それを見た瞬間、みかんばあばに会えないことと柚子の減少が重なり
思わず「えっ!」と声が出てしまいました。・・・と同時に
とても寂しい気持ちがこみあげてきて、しばし呆然。
姿は見えなくてもばあばが元気でいてくれますように。そう祈りながら保育室へ…。
お土産の柚子を手に持ったりポケットに入れたりして、どの子も大事に持ち帰りました。
夜は、ゆず風呂に入り会話も弾んだことでしょう。
これからまだまだ寒くなりますが、みんなで元気にこの冬を乗り切りたいと思います。
鈴木(明)