9月下旬。暑さ寒さも彼岸まで・・・といいますが、日中はまだまだ暑い日が続いています。
それでも…朝晩の涼しさ、日が暮れる時間の早さ、草むらから聞こえる虫の声、
キンモクセイの香りなどから季節の移り変わりを感じる今日この頃。
保育室では、子どもたちと秋を感じる活動を楽しんでいます。
ある日は、田んぼに出かけ…土手の上から脱穀の様子を見せてもらった後、
ピョンピョン跳ねるバッタをつかまえようと、夢中になって追いかける姿が、
別の日には、合代島方面に出かけ…坂の途中で、たくさん落ちている山栗を競い合うように見つけ、
「ままにおみやげ」と言いながら拾う姿が見られました。
汗をかき、袋いっぱいの栗を持つ子どもと手をつないで歩く帰り道・・・
時おり吹く風に秋の気配を感じます。
畑では、小豆の収穫が少しずつ始まりました。
地面を覆って伸びていくツルを掻き分け…茶色くなったさやだけをとり、
風通しの良いところで乾燥させます。
「この小豆で何作ろうか?」「あんこのおもち」「お汁粉もいいよね」
こんな会話をしながら・・・。
小豆だけではありません。「今日は落ちてるかな?」と果樹園の栗拾いも楽しみの一つです。
拾った栗を大事そうに抱え、「くりごはんつくってね。」と厨房スタッフに届けるKくん。
(翌日の昼食は栗ご飯!みんなで美味しくいただきました。)
五感で季節の変化を感じる・・・これも自然いっぱいの環境のおかげです。
秋のお楽しみは、これからも続きます。
鈴木(明)