保育室のみんなの広場には
大きなけやきの木が立っています。
夏は気持ちのいい木陰を作ってくれるのですが
冬になると大量の葉が落ちてきます。
掃除がなかなか大変なのですが
集めた落ち葉でたき火をするのが楽しみなんです。
そしてたき火といえば、やっぱり焼き芋!
かまどで茹でるお芋も美味しいですが
こんがり焼けたお芋も格別なんです。
さあ、今日は風もなく絶好の焼き芋日和。
今まで集めた落ち葉を広げてたき火を始めます。
落ち葉を広げるのは、子ども達の大得意なお手伝い。
”雪だぞ~”
と葉っぱを降らせながら楽しくお手伝いをしてくれます。
そして葉っぱに火をつけるために
無くてはならない物があるんです。
散歩で拾ってきた、杉の葉です。
からからに乾いた落ち葉でも、
火をまんべんなく点けるのはなかなか大変なんです。
そんな時は、この杉の葉が着火剤代わりになるんです。
杉の葉の力を借りると、あっという間に火が付きます。
自然物って本当にすごいです。
そして、火が付いた後は、お楽しみのお芋を投入。
後は、焼けるのを待つばかり。
子ども達は遊んだり、スタッフと一緒に火を見たり
思い思いに過ごします。
”あったかいね”
”火、きれいね”
遊んでいた子も、こんなふうに火の様子を見に来ます。
不思議なことに、なぜか火を見ると落ち着くんですよね。
そして、そうこうしているうちに美味しい焼き芋が完成です。
熱々をほおばっている時
”ぽんたも食べるかな?”という声が。
そうです。
いつもみんなにいい物を届けてくれているぽんた。
葉っぱも好きだけど、お芋もきっと好きなはず!
そこで、一番美味しそうなお芋をぽんたの自動販売機の中に
入れておくことにしました。
”ぽんた、食べてね”
さて、ぽんたは喜んでくれるかな?
冬ごもりの前に、もう一回保育室に遊びにきてね。
みんなの願いが、ぽんたに届きますように。
大城