今年の冬は暖かいですね。
風車の丘保育室がある静岡も例にもれず
2月といえども暖かい日が続いています。
冬といえば、寒くても子どもたちは元気に散歩に出かけて
冬ならではの遊びを楽しむはずでしたが、
それもままならないのが現状です。
氷やつららを探したり、寒いと言いつつも春を探し、
つくしの頭が出ていないか土手を見たり、
よもぎの葉っぱを摘んで楽しみますが、
この暖かさでよもぎは一度芽が出てしまい、
本当に摘みたい今、きれいな葉っぱが育っていません。
冬になると、北風が強く吹くこの遠州地方は
北風小僧の寒太郎が有名です。
保育の中でも、寒さに合わせて壁面に
「寒太郎」を登場させるのですが、
今年の出番はなかなかめぐってきません。
そうこうしている間に春ルンルンちゃんが
登場しそうな雰囲気です。
そんな中、先日の朝に気温がグッと下がり、
今年初の氷点下になった日がありました。
さっそく子どもたちと暖かい格好をして散歩に出かけ
水たまりや田んぼで今年初の氷を見つけました。
そして寒太郎と呼ぶのにふさわしい北風も吹きました。
「冬が来たね~」と喜ぶ大人たち。
今だ!とばかりに寒太郎の壁面飾りを出し、
冬が来たことを子どもたちに知らせます。
相反して、子どもたちはすっかり暖冬に慣れてしまい、
あまりに冷たい北風に「保育室に帰りたいよ~」と
泣き出してしまう場面もありました。
冬の寒さをなかなか体験できずにいたので
こればっかりは仕方のないことでしょうね。
2月も残り2週間ですね。
冬らしい体験をもう少し子どもたちと
経験・体験してから春を迎えたいなと思います。
北風小僧の寒太郎にもうひと暴れしてもらいたいものです。
森下