3月10日は、この春保育室を卒園する子たちのお別れ遠足でした。
散歩で敷地駅まで出かけたり、電車が見えると「こんどのせてね~」と
大きな声で言いながら手を振ったりと、‘‘電車遠足‘‘を楽しみにしていた子どもたち。
ところが、今年はコロナウイルスの影響もあり‘‘電車遠足‘‘を断念。
しかも、数日前から10日の天気予報は雨でした。
すぐに、スタッフ皆で雨の日の計画を立てることに。
今回も、いろいろな小道具を手作りし準備を進めました。
運転手さんの帽子、ネームプレート、蝶ネクタイ、バスのフロントガラスに貼るステッカー、
バスガイド用のマイク、切符・・・
自慢になってしまいますが、どれも本物以上?の出来映えです。
ドライブコースの下見も済ませ、いよいよ当日。
天気予報通り…雨でした。
バス(社用車)に乗って保育室を出発し、天浜線の「天竜二俣駅」に到着。
ここで・・・計画になかったのですが、幸運なことにミニトロッコ列車に乗ることができました。
これには子どもたちも大喜び!!
「よかったら乗ってください」と、わざわざ用意してくれた駅員さんのご好意に感謝です。
その後…ホームで電車を間近に見てから、待合室でおやつを食べました。
傘をさして道路を渡り、駅の向かい側にある【機関車公園】のSLに乗って記念撮影。
そこから再びバスに乗ると・・・
トンネルをくぐり、橋を渡り…天竜川沿いを進みます。
マイク(手作りなので音量調節不能)を持って運転手さんに自己紹介したり、
おしゃべりしたりしながらドライブを楽しんだあと…保育室に戻り、
レジャーシートを広げ皆でお弁当の時間。
当日は、こんなスケジュールでした。
今回の遠足では、運転手を二つ返事で引き受けてくれた総務の大石さんが大活躍!!
子どもたち一人一人の切符を切ってくれたり、バスを運転している間だけでなく
駅でも公園でも運転手さんの格好のまま行動を共にしてくれたり、
道中、常に安全運転で無事に運んでくれたり・・・
子どもたちを楽しませようと、私たちの計画にノリノリで参加し協力してくれました。
振り返ってみると・・・
電車に乗れないだけでなく雨なんて…と、一時気落ちした日もあったのですが
終わってみれば、天浜線の駅員さんや大石さんのおかげもあり
貴重な体験ができ、むしろ思い出に残る楽しい遠足になりました。
31日のさよならの会まで残すところ半月ほど。
一日一日、一緒に過ごせる時間を大切にしたいと思います。
鈴木(明)