今年は例年よりも早く梅雨入りをしました。
そのため、子どもたちとお散歩に出かけられない日が続いていた中、
昨年大好評だったバケツ稲に今年も子どもたちと一緒にチャレンジすることにしました。
まずはバケツに土と水を入れます。
土と水がしっかりと混ざるように手を入れてくるくるとかき回して一日置きます。
土の様子を見て、落ち着いたことを確認してから子どもたちと田植えを楽しみました。
今年のお米の銘柄は、お米の王様「こしひかり」です。
苗床からスタッフにとり分けてもらって、子どもたちが稲を植えていきます。
稲を植えるバケツにはひとりひとりの似顔絵のイラストを貼り、自分のバケツがどこにあるのか一目瞭然です。
小さい子が植えるバケツを間違えそうになると、すかさず大きい子のAくんが察して
「そこじゃないよ。こっちだよ」とイラストを指さして教えてくれる場面も見られました。
植える様子を見守っていて感じるのは、どの子も稲を持つ手のなんと小さなこと。
その小さな手のひらから、お米の赤ちゃんを土に植えていく姿は微笑ましい限りです。
得意になって大急ぎで稲を植える子、恐る恐る稲を持つ子と様々ですが
泥だらけになりながら何とか田植えを済ませることができました。
後日、肥料をぱらぱらと稲に与え、いつもの声かけを忘れません。
「おおきくなぁれ おいしくなぁれ」
梅雨入りといっても中休みの晴れ間も多くて、お天気が良い日は散歩に出掛けています。
玄関先に出ると、バケツ稲を覗きこむ姿も見られます。
そんな時も決まって「おおきくなぁれ おいしくなぁれ」と自然とつぶやける姿を見るたびに
”さすが風車の丘保育室の子どもたちだなぁ”と嬉しくなります。
そんな子どもたちと共にバケツ稲も順調に育つことをスタッフ一同祈っています。
森下