保育室の畑では、次々といろいろな野菜が収穫されています。
収穫した野菜は、そのままの味を味わったり、調理してもらったものを食べたりして楽しんでいます。
さて、今回は、子どもたちにも少し手伝ってもらい、ジャムを作ってみました。
ジャム作りに使った野菜は、2種類。
まずは、「ミニトマト」
みんなでトマトの絵本を見て・・・
そのあとに、チャック付きポリ袋に入れたミニトマトを子どもたちに潰してもらいました。
「かたい!」
思ったよりしっかりとした皮だったので、みんな一生懸命に力を入れて潰しています。
「できたよ!」と順番に保育士に持ってきて、お鍋に入れてもらいます。
「わ~!いっぱい!」「トマトのにおいがする~」と口々に感想を言う子どもたち。
そこにグラニュー糖とレモン果汁を入れ、煮ていきます。
その間子どもたちは園庭に遊びに行きましたが、ジャムの様子が気になり、途中経過を見に来る子どももいました。
「わぁ!」「いいにおい!」と興味津々です。
そして、出来上がったジャムをクラッカーに乗せ、給食のときに食べてみましたよ。
「おいし~い!」
幼児は自分たちでクラッカーにジャムを塗って食べます。
みんなペロッと食べてしまいました!
次にジャムにしたのは・・・
ナスです!
ナスは、ジャムにする前に触ったり、切ってもらったものを観察したりしてみました。
どんなにおいがするのかな?クンクン・・・
そのあと、あらかじめ保育士が切ってあく抜きしておいたナスを、チャック付き袋に入れて潰しました。
トマトのときとは違う不思議な感触・・・
潰したナスを鍋に入れ、ミニトマトと同じように、グラニュー糖とレモン果汁を入れて煮ていくとおいしいジャムに大変身!
「いただきま~す!」
ナスじゃないみたいに甘くて、「リンゴ?」と思わせるようなおいしい味にみんなパクパク!あっという間に食べてしまいました。
自分たちが育てた野菜を、自分の手で潰し、見た目、感触、匂いなどをしっかりと感じることができた子どもたち。また、煮詰めていく途中の様子に興味を持ったり、出来上がった形状の変化を見たりすることもできました。
このような活動のなかから、「不思議だなあ?」「何故だろう?」といった好奇心の芽が育ってくれると嬉しく思います。
野菜のジャムを作った後、畑に行くと、ミニトマトを収穫しながら「これでまたジャム作ろうね!」と言う2歳児や、ゴーヤを採ってきて「先生!これでジャム作ろうよ!」と言う4歳児がいました。
子どもたちのなかから自然に「またやってみたい!」「この野菜でも作ってみたい!」という言葉を聞き、今後もこのような子どもたちの生の声を大切にしていきたいと感じました。
さて、ゴーヤのジャム・・・どんなお味になるのでしょう?楽しみです。
井口