今年は、可愛らしいサイズのゴーヤがでしたが、子どもたちの手にはちょうど良い大きさで、まずは、見たり触ったり匂ったりしてみました。
「かたいな…」「これは食べ物かな~?」
「ぼこぼこしているな…」
子どもたちの前で半分に切ってみると…
「中が赤い!」
中が白いのもあれば、赤くなっているのもあり、切るたびに「赤かな?白かな?」とワクワクする子どもたちでした。
ゴーヤの中には、種やワタが入っているので、取ってみることにしました。
「大きな種があるよ!」
「フワフワしているな…」1歳児は初めてゴーヤに触れ、不思議そうにしていましたが、指先を上手に使って取っていました。
「ほら見て!綺麗に取れたよ!」
炒めてお醤油と鰹節をかけて食べました。みんな一口は食べていましたが、ゴーヤの苦味を感じたのか、おかわりはしませんでした(苦笑)
「おいしいよ!」
「うん?なんだか苦い…」
野菜にもいろいろな味があることを知りました。
続いてはトマトの食育をしました。みんなが大好きなミニトマトとは違い、皮もかたく甘味が少なかったので、「シャーベット」にすることにしました。
「アイスだ~!」と作る前から子どもたちは楽しみにしていました。まずは、生のトマトと湯むきしたトマトを見比べて…
「ザラザラしてるね~」
半分に切ってみると…「なんか、かわいい~!」
「トマトの匂いがする!」
次は、チャック付き袋にトマトを入れて潰すのを、子どもたちにお手伝いしてもらいました。
潰し終わったら、砂糖とレモン汁を加え、保育士がブレンダーで混ぜました。
だんだんとピンク色になっていくのを見て、「イチゴジュースみたい」と言っていました。最後は、チャック付き袋に入れて、おやつの時間まで冷凍庫で凍らせました。
お昼寝後、「シャーベット食べるよ~」の保育士の声に、いつもよりパッチリ目覚る子どもたち。おやつの準備をして「いただきまーす!」
「つめたい!」「おいしい!」
「トマトの味がする~」と美味しそうに食べていました。
初めて見る食べ物でも、また、「苦い食べ物」と分かっていても、自分たちで育て、収獲し、調理に参加することで食べてみようとする「意欲」が感じられました。みんなで食べることの楽しさもあったのでしょうね。
元気の木保育室でのたくさんの食育を通して、食材を一から知ることの大切さを子どもはもちろん、保育士も学びました。次はどんな食べ物との出会いがあるのでしょうか!
定久