周辺の桜がまだまだきれいだった3月31日。
保育室では…この春幼稚園、保育園、こども園にそれぞれ進級する
子たち(2歳児)が主役のさようならの会を開きました。
みんなで輪になってうたう「たいせつなたからもの」・・・
毎日うたってきましたが、子どもたちのかわいい声が響き
歌詞の内容が一層心に染みます。
卒園児一人一人にスタッフからお祝いのメッセージを贈ったあと
みんなの広場に移動すると、釜戸でご飯を炊く準備が始まっていました。
これまで、お芋を蒸かしたりお赤飯を炊いたりしてきたこの釜戸…
今日のお祝いのご飯も含めて「おいしい記憶」として
いつまでもみんなの心に残りますように・・と願いながら
火が入る様子を見ていました。
ご飯が炊けるのを待つ間、合代島のお宮まで出かけました。
ここは、お正月や七五三などの節目の時に訪れる
思い出の場所のひとつです。
いつも地域の方や神様に見守っていただけたおかげで安心して
過ごすことができました。
長い階段を上り、おさい銭を入れ手を合わせると
「いつもありがとうございます。おおきくなりました。」とご挨拶。
‘‘見守ってもらえている‘‘という温かさは子どもたちにも
伝わっているに違いありません。
帰り道「ご飯炊けたかな?」「においしてくるかな?」など
会話しながら歩いているとお腹が空いて自然と急ぎ足になります。
保育室に戻ると釜戸のご飯がおいしそうに炊けていました。
今日のお昼ご飯はカレーライス。
ちょっぴりおこげのできたご飯にたっぷりのカレー・・・
おいしくて笑顔が広がります。
昼食の後、入園からこれまでの思い出がいっぱい詰まった
手作りのアルバムを手渡し無事に会を終えることができました。
毎年この時期・・一緒に過ごせる時間はなんて短いんだろうと
思うと共に
出会いは別れへのカウントダウンという言葉が浮かびます。
でも、今はそれ以上に出会えたこと、貴重な時間を一緒に過ごせたことに
感謝の気持ちでいっぱいです。
最後に卒園するみんなへ
この先もっと多くの出会いやワクワクすることが待っています。
期待と希望を胸に新生活に向かってね。
ずっと応援しています。
卒園おめでとう。
鈴木(明)