風車の丘保育室がある静岡県西部地方は冬になると
”遠州のからっ風”と言われるほどの強風がふきます。
毎年、冬の遊びとしてこの遠州のからっ風を利用して
たこあげを楽しんでいます。
昨年まで使っていた凧は、何年も空に揚げているうちに
破れたり補修したりを繰り返した末に
遂には空に揚がらなくなってしまいました。
そこで今年から、新しい凧を二枚新調することにしました。
昔ながらの竹ひごと和紙でできた凧で
勇ましい武将の顔が凧いっぱいに描かれていてとても印象的な凧です。
新しい凧を子どもたちに見せると、
「怖いね~」 「怒ってるの?」と
目新しい凧に興味津々です。
凧糸やおもりのためのしっぽを付けたら、いざ!外へ!!
冬といえども毎日のように遠州のからっ風がふくわけでもなく
それよりなにより凧糸の調整やしっぽの長さ調整が難航し、
思うように上がらない日が続きました。
その度に「たこ元気ないねぇ」 「今日も揚がらなかったね~」と
残念がる子どもたち。
スタッフはなんとかして空へ揚げたいとチャレンジを続け、
ついに試行錯誤を繰り返しようやく風車の丘で新しい凧を空へ
舞い上がらせることができました。
この凧のように風車の丘保育室の子どもたちも
益々上昇して、すくすくと育っていって欲しいなと
願うばかりです。
森下