今年のお米

朝晩の気温差をようやく感じる季節となりました。

秋を告げるかのようにトンボが保育室の玄関先で元気いっぱいに秋空を飛んでいます。

そんな中、バケツで育てたお米を刈り取る作業をよく晴れた日に子どもたちと一緒にしました。

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今年のかかし「りいさちゃん」が見守る中、似顔絵のついたバケツごとに鎌で稲を刈り取りました。

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刈り取った稲は一株ごとに縛り、そのまま外に干して乾燥させます。自分の似顔絵があるバケツの稲も

お友だちの似顔絵のものも分け隔てなく運んでいく子どもたちは頼もしい限りです。

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そんなお手伝いのおかげでしっかり稲が乾きました。乾燥した稲を室内に持ってきて牛乳パックを使って脱穀をします。

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脱穀が終わったら”もみすり”の工程に移ります。すり鉢に少量ずつお米を入れてゴリゴリと擦ります。

すると”もみ”と”玄米”になり、その玄米を精米機に投入して”ぬか”と”白米”にしたら完成です。

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5月から子どもたちと大切に育ててきた稲から今年は180gの新米が採れました。

この180gの新米にはみんなの想いが詰まっていますから、きっとどのお米よりも美味しく感じることと思います。

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お米と同じくらい大切なものが脱穀し終わった稲です。なぜ大事なのかと言うと

お正月飾りをこの稲で作ったり、来年の夏野菜を畑で育てるときに土に敷いて使うからです。

SDGsが盛んに言われていますが、昔から余すことなく用途がある稲は時代が変わっても重宝されるわけですね。

保育室でも大切に使っていこうと思います。

 

今年の夏は猛暑でしたが、こうして無事にお米を収穫することができて一安心しました。

さて、この特別な新米で子どもたちと何のお料理を作ろうかワクワクしています。

森下