新年度、桜が咲きほこる四月、子どもたちも一つ大きくなりました。
保育室には、子ども達の他にみんなで出ておいで!と待ちわびて見守っている子がいます。
カマキリの赤ちゃんです。
3月の末頃わらび摘みのお散歩に子ども達とお出掛けしました。
肝心のわらびには、まだ早かったようで見つけられずに・・・
代わりにカマキリの卵を拾ってきました。大事に持って帰ってきて
でも・・・このカマキリの卵の中身は、入っているの?
本当に生まれるの?
いつ生まれるの?中で死んでないかなぁ?
4月の中旬には、生まれるらしいけど?
疑問は、尽きず半信半疑のなか飼育ケースに入れておきました。
すっかり子ども達もスタッフも忘れていました。
しかし自然は凄かった。
昨日の朝、カマキリの羽化に初めて立ち会うことができました。
カマキリさん、お誕生おめでとう!! ようこそ風車の丘保育室へ
子ども達は、「え、なに?」と不思議そうな顔を。
虫が苦手な子は、遠くから見守って・・・
次から次へと生まれ体全体が薄い膜で包まれて手も足も
ぴったりくっついてミイラ状になって出てきます。
約40秒かけて膜から脱出(脱皮)。
200匹前後が羽化するそうです。
脱皮したばかりのカマキリは、歩く姿もヨタヨタして手足が上手に動かせない様子。
思わず「がんばれー」と応援をしていました。
少し時が経ち歩けるようになっていった姿は、
小さいながら立派なカマキリです。
カマキリの幼虫のご飯は、アブラムシとの事で その日のお散歩は、
子ども達とアブラムシをつかまえに。
アブラムシのついたカラスノエンドウを飼育ケースに入れてあげこれで育ってくれるはず。
子どもたちも興味深々でのぞきこんでいました。
今日は、体の色も変わり骨格がしっかりしてきたような感じです。
8月頃まで脱皮を繰り返しだんだん大きくなっていく姿がみられるそうです。
楽しみが一つ増えました。
中安